【女性が輝く未来を】
志布志市では、性別にかかわりなく、誰もがその個性と能力を十分に発揮できる地域社会の実現に向けて取組を進めています。その中のひとつに「女性活躍推進」があります。
人口減少・少子高齢化が進む社会で持続可能な成長を実現するためには、最大の潜在力である「女性の力」の発揮が不可欠です。違いを認め合い、力にしていく「ダイバーシティ and インクルージョン」の視点からも女性が活躍できる環境について考え、課題を解決していくことが今、求められています。
■誰もが活躍できる職場って?地域の事業者と高校生が意見交換しました
市では、さまざまな女性活躍推進の取組を行っています。その中で、今回は高校生と一緒に取り組んだ交流会を紹介します。
女性活躍を含め、誰もが働きやすい職場について、地域の事業所と高校生が意見交換する交流会を開催しました。
志布志高校(8月実施)、尚志館高校(11月実施)において、地域の事業所で働く方々と高校生・大学生が女性の活躍をはじめ、誰もが活躍できる職場について意見を交わす交流会を実施しました。
志布志高校からは1年生94名、尚志館高校からは特進科1年生23名と2年生6名、市内事業所は2日間で18社が参加しました。交流会には学生アドバイザー7名も参加し、さまざまな視点から活発な意見交換が行われました。
▽交流会の流れ
(1)事業所参加者と高校生、大学生で1つのグループになる。
(2)ダイバーシティ and インクルージョンの視点で女性活躍推進をはじめ多様な働き方についてグループごとに自由に意見交換を行う。
(3)グループメンバーを変えて(1)、(2)を実施する。
■交流会参加者の声
[高校生]
○男性・女性のイメージは捨てて、性別関係なく仕事のしやすい環境を作っていくことが大切なのだと思った。
○女性が働きやすい環境を作ることはもちろん大事なことだが、育休が取りにくいなど男性の問題もあるため、両方とも平等に、仕事と家庭が両立できる環境づくりが必要だと思った。
○地元で働くことについて興味を持つきっかけになった。
[企業参加者]
○「男性の職場」というイメージを少しでも「女性が働きやすい職場」へと変えていきたいと強く思った。
○ワークライフバランスを重視する生徒さんが多かったところも、今後の事業所としての取組に生かしていきたい視点であった。
○年代によって考え方がさまざまなので、採用する側も柔軟な対応が求められると痛感した。
参加者の感想から、事業所サイドは、若年層の考えや意見を知り、今後の組織づくりに生かせるヒントや気づきを得ており、高校生は、自分の将来に向けて誰もがその個性と能力を十分に発揮できる社会づくりの視点を得られる交流会になったことが分かります。
取組の先に見えるのは、女性が輝く未来。今後もさまざまな取組で女性の活躍を推進していきます。
ー高校生との交流会協力事業者ー
[アドバイザー]
・お茶の水女子大学ジェンダード・イノベーション研究所 特任准教授 高丸理香氏
[進行]
・株式会社タマリバ 岩切礼氏
[参加企業](敬称略、五十音順)
・阿部商事有限会社
・曽於医師会立介護老人保健施設ありあけ苑
・大隅曽於地区消防組合
・社会福祉法人隆愛会 特別養護老人ホーム賀寿園
・(株)サンエス総合ビルメンテナンス
・志布志サイロ株式会社
・志布志市観光特産品協会
・志布志市社会福祉協議会
・医療法人SAKURA志布志中央クリニック
・認定こども園しぶし幼稚園
・株式会社ジャパンファーム
・大福コンサルタント株式会社
・BTV株式会社
・南日本くみあい飼料株式会社
・株式会社山下回漕店
・結伝社
・放課後等デイサービスらららkids
他1社
問い合わせ先:志布志庁舎 コミュニティ推進課ダイバーシティ推進係
【電話】472‒1111(内線352)
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