■第7回 誰もが生き生きと暮らせるまちへ
多様性を尊重するというダイバーシティ社会では、「平等に」という視点のほかに「公平に」という視点がとても重要です。
ダイバーシティ社会のあるべき姿として、障がいがある方が社会で生き生きと活躍するということも大切な視点の一つです。障がいの程度や特性によって、個人ごとに苦手なことや得意なことがあるでしょう。しかし、一緒に活動する組織や人が、それぞれ個人の能力や特性に合わせた環境などを準備し、工夫することで、組織全体の生産性を高めるという可能性があります。
障がいがあるから出来ないだろうという思い込みや、これまでに障がいのある方と一緒に働いた経験があったとしても、その経験が目の前の人に当てはまるとは限りません。周りが決めつけることなく、その人の可能性や得意なことを長所として伸ばす方が建設的であり、ポジティブな活動環境が生まれやすいはずです。
一人一人の活かすべき個性や特性に合わせた活動環境を「公平に」提供することで誰もが活躍できる土台づくりが出来たら、それは社会全体にとって大きなプラスにつながっていくでしょう。
問い合わせ先:志布志庁舎 コミュニティ推進課 ダイバーシティ推進グループ
【電話】472-1111
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