■JR日南線って?
JR日南線は南宮崎駅(宮崎市)から志布志駅までを結ぶJR九州の路線です。路線の距離は88.9キロ。現在は白地に青のラインが入った車両と、黄色(日南線色)の車両が走行しています。
昭和62年3月に大隅線(志布志~国分)、志布志線(志布志~西都城)が廃線となり、日南線は唯一の志布志駅発着路線となり、現在に至るまで多くの方を送客してきました。
沿線の人口減少や、自家用車の普及などにより、日南線の利用者数は減少傾向にありますが、沿線自治体(宮崎市、日南市、串間市、志布志市)では、利用促進を目的とした協議会を設立し、これまでさまざまな取組を続けています。
この協議会の活動をはじめ、今回は、「今こそ、乗りたいっ‼」と思ってもらえる4大ポイントを紹介します。
▽ポイント(1) 団体運賃助成
JR日南線を、こども園や小学校で利用したことがある方は多いと思います。鉄道を利用し、親しんでもらうことはもちろんのこと、時間どおりに走り、一度に多くの乗客を乗せられる鉄道のメリットも知ってもらうため、団体向けの運賃助成を行っています。
本紙PDF版6、7ページでは、油津駅までの区間のマップを作成し、掲載しています。「串間駅で降りて道の駅に行こうかな?」、「油津駅で降りて日南市街地をめぐろうかな?」、はたまたさらに先の飫肥や青島まで―。
ぜひ、観光、遠足、研修などで利用してみませんか?
▽ポイント(2) 激レア車両
JR日南線は昨年開業60周年を迎え、現在61年目に突入しています。
60周年を記念した取組として、JR九州は、日南線で「首都圏色」に塗装した車両を運行します。
期間:7月12日(金)から
1両のみとなるため、どの時間帯に走るかは発表されていません。貴重な車両を見かけたあなたは幸運かも?
※首都圏色とは…屋根が灰色、車体が朱色一色の車両で、首都圏を走行する一般形気動車からこの塗装が始まったことから「首都圏色」と呼ばれています。現在日南線で活躍しているキハ40形も、かつてはこの首都圏色をまとって九州各地を走行していました。
九州では唯一の激レア車両です。
▽ポイント(3) 沿線PRが続々
宮崎市まで運行するJR日南線は、日南海岸、青島などを望む景色は素晴らしく、観光にピッタリです。
沿線自治体で構成するJR日南線利用促進連絡協議会では、昨年度、JR日南線全線開業60周年記念動画を作成しています。映像でも日南線を楽しんでみませんか。(この映像は令和6年10月までの限定公開です。)
「動画を見たら乗りたくなった」そんな声が聞こえてくることを期待しています。
▽ポイント(4) 100周年
JR志布志駅は、令和7年3月で、開業100周年を迎えます。
現在の駅舎は3代目の駅として、平成2年に完成しました。開業100周年当日となる令和7年3月30日(日)には、志布志駅で記念イベントを実施予定です。
イベント情報については、詳細が決まり次第、お知らせします。
まもなく100歳を迎える志布志駅。昔も、今も、これからも、その先も、このまちのシンボルとして、地域とともにあり続けます。
■JR日南線(志布志~油津間)料金 and 所要時間 掲載MAP
このMAPには、志布志駅からの料金と、およその所要時間を掲載しています。
※詳細は本紙PDF版6~7ページをご覧ください。
(1)大隅夏井駅
料金:
大人…210円
子ども…100円
所要時間:7分
(2)福島高松駅
料金:
大人…260円
子ども…130円
所要時間:14分
(3)福島今町駅
料金:
大人…280円
子ども…140円
所要時間:18分
(4)串間駅料金
大人…300円
子ども…150円
所要時間:23分
(5)日向北方駅
料金:
大人…380円
子ども…190円
所要時間:27分
(6)日向大束駅
料金:
大人…480円
子ども…240円
所要時間:32分
(7)榎原駅
料金:
大人…660円
子ども…330円
所要時間:46分
(8)谷之口駅
料金:
大人…760円
子ども…380円
所要時間:56分
(9)南郷駅
料金:
大人…760円
子ども…380円
所要時間:60分
(10)大堂津駅
料金:
大人…860円
子ども…430円
所要時間:65分
(11)油津駅
料金:
大人…950円
子ども…470円
所要時間:72分
問い合わせ先:志布志庁舎 総合政策課 広報・地域政策グループ
【電話】472-1111(内線450・451)
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