◆2月は猫の適正飼養推進月間
2月は「猫の適正飼養推進月間」です。猫を飼っている方は猫の習性を理解し、愛情をもって育て、猫と人間が笑顔で過ごせるような責任ある正しい飼い方をしましょう。
●猫は室内で飼いましょう
放し飼いは、ふん尿などで近隣住民に迷惑をかけることもあり、トラブルの元になりかねません。リラックスできる場所を用意するなど、心理的、肉体的なストレスを与えないよう配慮すれば室内で飼うことが可能です。
☆飼い方のポイント
寝床…猫は狭いところが好きです。体がすっぽり入る程度の市販のハウス、または段ボール箱などにタオルなどを敷いてあげましょう。
トイレ…市販の猫用トイレに猫用砂を入れたものを用意します。猫は汚れたトイレを嫌がりますので、清潔にしておきましょう。
●不妊・去勢をしましょう
不幸な命を増やさないためにも不妊去勢手術をしましょう。また、不妊去勢手術は病気の予防やマーキング行為の減少にもつながります。
●首輪や迷子札、マイクロチップなどを装着しましょう
飼い猫だと分かるように、所有者をはっきり示しましょう。連絡先などを書いたものやマイクロチップを装着することにより、迷子になった際でも飼い主の場所へ戻ることができる可能性が高くなります。
●飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の一部を補助します
飼い主のいない猫が繁殖することを防止するため、市では飼い主のいない猫の不妊去勢手術を行う団体に手術費用の一部を補助しています。詳しくは市民環境課までお問い合わせください。
●さくらねことは
飼い主のいない不妊去勢手術済みの猫は、耳の先端をV字型にカットすることで、猫の耳が桜の花びらのように見えることから「さくらねこ」と呼ばれています。V字カットが目印になり、さくらねこが再び捕獲されてしまうことを防ぎます。殺処分される不幸な猫を増やさないため、一代限りの命を全うできるよう見守りましょう。
◆生物多様性~モズから学ぶ~
志布志市生物多様性センターから見える桜の小枝に、モズのメスが飛んできました。
モズは捕らえた獲物を木の枝などに突き刺したり、木の枝股に挟む習性をもっています。この習性を「モズのはやにえ」と呼びます。モズのオスとメスの見分け方は、過眼線(くちばしの基部から目を通り後頭部へ続く筋状の斑紋)で見分けることができます。オスは黒く、メスは褐色か黒褐色です。
モズは昆虫類を主食にしており、これにより昆虫の個体数を調節し、生態系のバランスを保つ役割を担っています。生物多様性とは、「いろいろな生き物がいて、それらがつながりあっていること」です。動植物も人も大切にしたいですね。
問い合わせ先:志布志庁舎 市民環境課 環境政策グループ
【電話】472-1111
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