■豊かな環境を次代に受け継ぐために
熱波や干ばつ、洪水が世界各地で相次いでいます。要因として、地球温暖化と関係があるのではとも指摘されています。地球温暖化は、海面上昇や降水量の増加、異常気象の頻発や拡大化などに影響をもたらすといわれており、温暖化防止のため、「パリ協定」という枠組みで世界共通の目標を定めています。
また、国も温室効果ガスの排出をゼロにするカーボンニュートラルの実現を目指しています。
本市も、2050年までにカーボンニュートラルの実現および2030年度削減目標(2013年度対比で温室効果ガス46%削減比)の実現に向けて、市民・自治体・事業者が一体となって取組む主旨で、2022年2月24日にゼロカーボンシティ宣言をしました。かつて私が町役場に勤務していた1995年、地球村代表の高木善之氏の環境問題の講演を聞き、その後1998年から「美しい地球を子どもたちへ」をテーマにリサイクル事業を開始しました。長きに渡り、市民の皆さんのご理解・ご協力により、リサイクル事業が推進されていることに敬意と感謝申し上げます。
環境問題に関連して、SDGsにおいても17の目標が掲げられています。加えて本市は、5Rの実践についても推進しています。5Rとは、「リデュース」ゴミを発生させない、「リフューズ」ゴミになるものを断る、「リユース」ものを繰り返し使う、「リペア」ものを修理して使う、「リサイクル」資源として再生利用する、このことに一人一人が取り組むことで温暖化の防止に貢献できます。豊かな環境を次世代につなぐため、引き続き、率先して取り組んでくださいますよう、よろしくお願いします。
下平 晴行
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