■デジタルボランティアってなんだろう
デジタルボランティアは、スマートフォンなどのデジタル機器やデジタルサービスなどについて「使い方が分からない」「なんだか不安」「誰にも聞けない」といった悩みを持つ方をサポートし、デジタル活用を通して地域を支える担い手です。
市は、デジタル社会の恩恵を1人でも多く受けられるようにデジタル普及の支援に取り組んでおり、各自治会に1人、デジタルについて相談できるボランティアがいる未来を目指しています。
9月14日に行われたデジタルボランティア養成講座では16歳〜75歳までの9人が参加し、デジタルが苦手な人の現状やデジタルボランティアに期待されている役割を学びました。
今回の特集では、デジタルボランティアを取り上げます。◇
皆さんもデジタルボランティアをしてみませんか。
◇教えて!デジタル先生 デジタルボランティアの可能性
(ディーリンクス代表キャリアコンサルタント 池元 正美(いけもとまさみ)さん(鳥山))
(1)デジタルは指宿に必要?
デジタルの恩恵は指宿にこそ大きいと考えています。スマートフォンを使った指宿の魅力発信や買い物、情報収集は地域を盛り上げ、生活を豊かにしてくれます。
(2)誰に教わっても一緒でしょ?
「家族に聞くのは気が引ける。携帯ショップには行きづらい」という声をよく聞きます。地域にデジタルボランティアがいることで、気軽に聞ける雰囲気をつくりたいと考えております。
(3)どんな人になってほしい?
デジタルの知識がなくても受講できます。デジタルを使いこなす若い世代に活動してもらえれば地域が元気になり、世代間のつながりも期待できます。高齢者の方も大歓迎です。分からないからこそ伝えられることが多くあります。
(4)どんないいことがあるの?
講座を修了すると、デジタルボランティアに認定される他、デジタル庁のデジタル推進委員に登録できます。そして、多様な人と触れ合うことで、お互いの可能性が広がります。
■デジタルボランティアに聞きました
大学で教員を目指して勉強しています。
出身は市外ですが、初対面の人にも分かりやすく物事を教えられるようになりたいと思い、指宿市のデジタルボランティアになりました。
講習に来た人の話を聞きながら、伝え方を工夫したり自分の知らない事に気が付いたり、人に教えるスキルが向上しました。
指宿の方々はとても温かく、指宿はボランティアを始めるにはとても良い場所だと思います。
(デジタルボランティア 今別府 愛(いまべっぷまな)さん)
職場で高齢者と接する機会が多く、ガラケーからスマートフォンに変更した人に使い方を教えてあげたいと思いデジタルボランティアになりました。
ボランティアは個人の時間を削ると思われがちですが、公民館などで行われる講習会は和気あいあいとしており、とても楽しいです。
デジタルについて困っていた人たちが最後に笑顔で帰っていく姿を見て、自分もうれしくなります。
(デジタルボランティア 永田 竜也(ながたたつや)さん(東道)
■デジタル社会の恩恵を1人でも多くの市民が受けられるよう、市はデジタル活用を支援します!
(費用負担なし・入場無料)
◆デジタルボランティアを目指す人へ
○デジタルボランティア養成講座(全3回)
日時:11月11日(土)・18日(土)・12月2日(土) 10:00~12:00
場所:ふれあいプラザなのはな館 会議室1
内容:デジタルに不慣れな人を手助けする、地域の担い手を育てます
講師:池元正美氏(ディーリンクス)、内田勝朗(うちだかつあき)氏
定員:15人(要申込)
申込先・問合せ:ディーリンクス(委託業者)
【電話】22-1113
◆デジタルについて学びたい方へ
○スマートフォン講座
内容:自治会や団体にデジタルボランティアを派遣して、スマートフォンの使い方・アプリの活用法・安全な利用などの講習会を開催します。1講座あたり約60分です
○語る会・つながる扉
日時:11月10日(金) 19:00~21:00、11月21日(火) 14:00~18:00
(12月以降も随時開催)
場所:ディーリンクス(JR指宿駅2階)
内容:デジタルの活用や最近気になっていることなど、生活の中で感じていることを語り合いましょう
○市民向け講座「地域で、自らも育つ子育てと環境への働きかけ」
~私らしく生きるためのイクメン・イクボスというスタイル~
日時:11月30日(木) 14:00~16:00
場所:ふれあいプラザなのはな館 会議室1・2
講師:関根志朗(せきねしろう)氏
定員:20人(要申込)
申込先・問合せ:ディーリンクス(委託業者)
【電話】22-1113
問合せ:健幸・協働のまちづくり課協働推進係(ふれあいプラザなのはな館内)
【電話】23-1003
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