~鹿児島県は新規透析導入患者が全国よりも多い状況です~
■透析導入原因になる慢性腎臓病(CKD)について
腎臓の働きが60%未満に低下したりタンパク尿が出たりするなど腎臓の異常が続く状態です。日本の患者数は成人人口の約13%の1330万人(約8人に1人)といわれ、人工透析になるリスクが高く心筋梗塞や脳卒中などの病気になる危険性が高まります。鹿児島県の新規透析導入患者数は全国ワースト10位以内と高い状況です。
●症状
初期から末期まで自覚症状がほとんどありません。
病気が進行すると夜間尿やむくみ・貧血・倦怠(けんたい)感・息切れなどの症状が現れます。
●なりやすい人
腎臓機能は加齢に伴い低下するため高齢者は注意が必要です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病、メタボリック症候群の人なども要注意です。
●予防
塩分や脂肪を控え、適度な運動や体重のコントロール・禁煙・節酒に努めてください。生活習慣病などの治療や定期健診も大切です。
●適切な予防と定期健診を
腎臓は一度ある段階まで悪くなると自然に治ることはありません。心筋梗塞や脳卒中などの危険性も高まります。市の特定健診では尿タンパク・尿酸・血清クレアチニン検査なども行っています。日頃から予防を心掛け、定期健診を必ず受けましょう。
問合せ:健康増進課保健事業係(指宿保健センター内)
【電話】22-2111【内線】287
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