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自治体の皆さまへ

謹賀新年

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鹿児島県 指宿市

あけましておめでとうございます。
昨年は、コロナ禍(か)からようやく解放されて色々な分野で活発に活動を盛り上げていこうという年でした。コロナ以前の活動を思い出しつつ「3年ぶりの」とか「4年ぶりの」といった言葉を何度も繰(く)り返しながらかつての生活を取り戻したい、もっともっと元気な指宿にしたいと、多くの市民が頑張った一年ではなかったでしょうか。とりわけ、秋の指宿温泉祭では多くの方々がハンヤ踊りに参加していただき、コロナ前を越(こ)える勢(いきお)いがありました。幼い園児から大人たちまで老若男女(ろうにゃくなんにょ)を問わず、市民が一緒に踊っていただいて、とりわけ市内で働く外国人や市外から祭りの応援に集まった方々など、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
一方で、明らかにこの期間に様式が大きく変化したものもありました。大人数での宴会(えんかい)や飲み会が影をひそめ、主に家飲(いえの)みや仲間うちでの集まりに変わってゆきました。冠婚葬祭(かんこんそうさい)も派手に開催せず、喜び事も悲しみ事も家族中心の質素(しっそ)なやり方が定着してきました。
産業界では、経済活動が活発化するにつれ、人手不足がはっきりと感じられるようになりました。仕事があっても、生産をしたりサービスをしたりする人が確保できず、一部を諦(あきら)めたり断るケースが増えています。逆に若手を育てたり、雇用(こよう)できた企業は業績を伸ばしてゆくチャンスでもありました。
世界に目を向ければ、各地で始まっている戦争や紛争を見るにつけ、この何千年かの人類の歴史の中で、人間は本当に成長してきているのか疑問を感ぜざるを得ません。その影響もあってか、次々に値上げが続き、物価ばかりかエネルギーまで高騰(こうとう)し、私たちの生活には大きな影響もありました。
指宿でも世界でも様々な事があった一年を終えて、新しい年を迎えました。
「辰(たつ)の年」です。昇(のぼ)ってゆく年です。
今年はこの町にとって、一番大切な、将来を支える人を「見つける」「育てる」「支援する」年にしたいものだと考えています。「ヒト」を制する者こそが、地域間の競争に生き残り、産業や企業の戦いにも勝ち残るものと言われています。
指宿市も次の世代につながる活動を目標に大切な一年にしてゆきたいと思います。市の職員がワンチームで汗を流せるよう私も頑張りますので、どうぞご理解、ご協力をお願いします。
市民の皆様のおひとりおひとりのご健康と幸せを心から祈りつつ結びといたします。

令和6年 元旦

指宿市長 打越あかし

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