令和6年度 当初予算

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■一般会計予算268億2,700万円
令和6年度当初予算が指宿市議会3月定例会で審議され、3月25日に可決成立しました。
昨年9月に策定した経営改善計画に沿って着実に財政再建を進めていくとともに、「将来が楽しみになる町」に向け人口減少対策や経済対策に積極的に取り組んでまいります。

《用語の説明》
・自主財源
市町村が自主的に調達できる財源
・依存財源
国や県の意思決定に基づいて配分される財源
・義務的経費
人件費や社会保障費など、支出が義務付けられている経費
・投資的経費
道路・公共施設などの新設や改修、国・県の行う公共事業負担金などの経費
・その他の経費
上記の義務的・投資的経費以外の経費

◆各会計予算額比較表

◆市債残高(一般会計)

※令和7年3月末の見込み額

◆基金残高(一般会計)

※令和7年3月末の見込み額
(令和5年度決算剰余金は含まない)

◆市の貯金(基金)と借金(市債)の推移

市の貯金である基金残高は令和5年度末で85億2,796万円、令和6年度末で79億2,197万円(令和5年度決算剰余を含まない)となる見込みです。将来の財政負担などに備えてさまざまな基金に積み立てており、中でも財政調整基金は災害など不測の事態にも対応できるよう確保しています。
また、市の借金である市債残高は近年実施した公共施設改修事業などの影響により令和5年度末残高は316億円となる見込みです。今後も堅実な事業計画と財政運用に努めていきます。

■市民1人当たりの予算約72万2,632円(4.9%↑)
※()内は前年度比、人口は1月1日時点の推計人口37,124人
※数値は四捨五入しているため合計額は一致しません。

市民1人当たりの目的別歳出予算額は次のとおりです。教育費が小中学校の校舎およびトイレ改修の減、衛生費が新型コロナウイルスワクチン接種委託料の減、農林水産業費が降灰対策施設や農業用施設整備にかかる補助金の減が減少の主な要因です。商工費はヘルシーランド改修、総務費は山川文化ホール改修および旧山川庁舎解体、土木費は指宿港港湾整備や河川災害防除事業などにより増加しています。

・全体額※(　)内は構成比

◇民生費　223,624円(4.6%↑)
子ども・高齢者・障害者の福祉など

◇商工費　114,391円(26.6%↑)
商工業・観光の振興、観光施設整備など

◇公債費　80,757円(3.5%↑)
施設整備などで借りたお金の返済

◇教育費　62,901円(8.3%↓)
学校の管理運営、文化・体育施設整備、生涯学習など

◇土木費　67,113円(6.5%↑)
道路・公園・公営住宅の整備など

◇総務費　63,961円(8.2%↑)
総務・財政管理・政策推進・地域振興・税務事務など

◇衛生費　50,516円(6.0%↓)
ごみ・し尿の処理や健康増進など

◇農林水産業費　28,368円(3.9%↓)
農林・畜産・水産業の振興など

◇その他　31,002円(5.2%↓)
消防活動および市議会運営など