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自治体の皆さまへ

合併処理浄化槽への設置替えで川や海をきれいに

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鹿児島県 指宿市

川や海を汚す一番の原因は、私たちの家庭から出る生活排水といわれています。各家庭から流れる排水はわずかでも、それが集まると大きな量になります。
浄化槽は、家庭から出る生活排水を微生物の働きによって分解・消毒してから自然の中に放流している「小さな下水処理場」です。合併処理浄化槽はトイレの汚水の他、台所や風呂・洗濯などの排水も合わせて処理するので、単独処理浄化槽(トイレの汚水のみを処理する浄化槽)を設置している場合に比べ川などに流される汚れの量が約8分の1になり、くみ取り式トイレの家と比べると汚れの量は約7分の1になります。
自宅周辺の環境をきれいに保ち川や海の汚染を防ぐためにも、単独処理浄化槽やくみ取り式トイレから合併処理浄化槽への設置替えをお願いします。

■合併処理浄化槽の仕組み~きれいな水ができるまで~
※詳しくは本紙をご覧ください。

○補助金
公共下水道の共用区域外でくみ取り式トイレか単独処理浄化槽を使用している住宅に対し合併浄化槽に設置替えをする際、表のとおり補助金を市は交付しています。
※表示額は上限額になります。
※設置状況などを確認の上で補助金を交付します。池田湖および鰻池に生活排水を放流する地域には上乗せ補助および新設の補助(15万円)があります。

補助金額

■浄化槽使用者には3つの義務があります
浄化槽使用者には(1)保守点検を行う義務(2)清掃を行う義務(3)法定検査を受ける義務の3つの義務があり、毎年行わなければいけません。
(1)保守点検
浄化槽の機能を正常に保つため、調整・修理・消毒剤の補給・送風機の調整などを行うこと
(2)清掃
浄化槽内にたまった汚泥・異物などの引き出しおよび機器類の洗浄・清掃を行うこと(保守点検および清掃は専門知識や技術などを必要としますので、専門の業者に委託し実施してください)
(3)法定検査
浄化槽法に基づき浄化槽が正しく設置され保守点検および清掃が正しく行われているか、放流水質の技術上の基準が守られているかの検査を受けること(県指定の検査機関である鹿児島県環境保全協会の検査員が判定します)
※法定検査は毎年検査することになりますが、当面の間、検査員が4年に1回基本検査を、採水員が4年に2回採水員検査を行います。また問題が認められた合併処理浄化槽は、検査員がより詳細なガイドライン検査を実施し、保守点検業者と連携して早期改善を図ります。
※浄化槽が異常な状態であると川や海の汚染や悪臭の原因にもなりますので、必ず受検してください。

検査手数料(5~10人槽)

問合せ:
(補助金制度について)環境政策課環境衛生係【電話】(内線)241
(法定検査などについて)鹿児島県環境保全協会【電話】099-296-9000

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