地域おこし協力隊通信vol.37

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こんにちは。地域おこし協力隊の神野(じんの)です。
前回は尾下の棚田で行われたどろんこ遊びや田植え体験を紹介させていただきました。今回は棚田で行われた収穫祭について書かせていただきます。
これまで棚田では田植えや稲刈りの体験をしていただいた方々に自分たちが栽培に携わったお米を食べてもらう機会がありませんでした。それは、これまで新型コロナウイルス感染症対策のため、飲食の場を設けることが非常に難しい状況にあったためです。
私が指宿市の地域おこし協力隊として着任してから4年目にして初めてコロナの規制のない年となり、「食」の体験の場として、収穫祭をようやく開催することができました。
収穫祭には、令和5年の農作業体験に参加してくださった方や棚田の保全に携わってくださった方を招待し、羽釜で炊いた新米と地元で捕れたイノシシを使ったカレーやスペアリブ、イノシシ汁など棚田の恵みを食べていただき、おなかも心も大満足の一日となりました。
これまでの農業体験会や今回の収穫祭を通じて、棚田の美しさや魅力、お米が食卓に並ぶまでの苦労など、いろいろと感じていただけたらうれしく思います。
令和6年の米作りは私が地域おこし協力隊として臨む最後のシーズンとなります。今年も棚田の自然の中で皆さんと楽しく関わりを持ちながら、棚田の魅力を発信していきたいと思います。

問合せ：農政課農政企画係
【電話】22-2111(内線)714