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自治体の皆さまへ

“もったいない”を大切に!

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鹿児島県 指宿市

いよいよ6月1日、今日からヘルシーランド温泉保養(ほようかん)館と日本一の露天(ろてん)風呂「たまて箱温泉」の大規模な改修にとりかかります。工事の期間は10か月余りの予定です。来年のゴールデンウィーク前には新装(しんそう)オープンをして、久しぶりに山川砂むし温泉施設「砂湯里(さゆり)」も一緒に全ての施設が動き出す事になります。私もその日が来るのをとても楽しみにしています。
改修の目的は、全国の方々(外国人の方も)から人気を集めている砂むしや露天風呂が、さらに質の高いサービスを提供できる様になる事。そして、これまで以上に多くの方々に利用していただき、これまで以上に売り上げが期待できる、誰もが何度でも訪れたくなる様な施設になれる事を目指しています。
一方で、築25年が経過した温泉保養館は、市民の方々の健康づくりや癒(いや)しの場所として、老朽化(ろうきゅうか)した部分を取(と)り替(か)えて、人口減少も見据(みす)えながら、コンパクトで利用も運営もしやすい施設を目指して改修をする予定です。
1年近くお休みとなりますが、この機会に市内にある様々な温泉施設を利用していただく様お願いいたします。
温泉保養館をコンパクトに生まれ変わらせるにあたって、当初、レストランとして使っていた場所や休憩(きゅうけい)用の大広間などを解体する予定でした。しかし今は、解体や廃棄物(はいきぶつ)の処理をすると相当な費用がかかる事がわかりました。もし、何かに生まれ変わらせる事ができれば、かかる費用も少なくてすみ、一石二鳥(いっせきにちょう)の効果が期待できるのです。
「このまま壊(こわ)すのはもったいない」、そこで指宿に足りないもので何かないかとあれこれ悩(なや)み続けていたところ、「雨の日の子どもの遊び場として使えるのでは」と考えついたのです。
もともと、市民の方々からも、雨の日に子どもを連れてゆく所がないという声もいただいておりましたし、今までは全天候型(ぜんてんこうがた)の遊び場は、なのはな館の中に、わずかな広場があるだけです。
今回は、もともとある施設の中で使わなくなったり、目的を終えてしまったものを「もったいない」の気持ちで別の目的で使えるのならと考え、温泉保養館の大広間を雨の日にも使える子ども達の居場所(いばしょ)へと改修する事に決めました。ちなみにレストラン棟は、屋根と柱を残して、雨や暑さをしのげ、誰でも休憩したり、お弁当を食べられる「東屋(あずまや)」として使う事で、解体費用は半分以下にできそうです。
目の前には全面が芝生の多目的広場があり、横には子ども達も泳げるプール、さらにその隣(となり)には、子ども達の遊具がある広場もあるのです。意外に知られていない場所です。市内どこからでもおおむね20分圏内(けんない)だと思いますので、完成いたしましたら、一度、子どもさんやお孫さん達とご一緒に遊びに行ってみて下さい。

■さあ、夏だそうめんの季節だ
市民の皆さん!また暑い夏が近づいて来ました。暑い夏には、涼(すず)しい唐船峡のそうめんがやっぱり最高です。今年も前売り券を使って、安い料金で、しかも、並ばずに、ご家族や仲間達と一緒に利用して下さいね。
前売り券は、市役所と山川・開聞の両支所、そして唐船峡の市営そうめん流しでも買う事ができます。このコーナーを読んで下さってる皆様は、是非(ぜひ)、周りの方にも知らせて下さい。特に若い方々に伝えて欲しいのです。「前売り券を知らなかった」という若い方によく出会います。どうやら、この広報いぶすきを読んでいない方が、若い人に多いようなのです。前売り券の周知についてご協力をお願いいたします。
お陰様で市営そうめん流しの経営も、コロナ前の順調だった時代に近づきつつあります。指宿を売り込む最前線の場所として、観光客や市外の方々にも満足と笑顔を提供できる様、職員一同今年も頑張って参ります。

(指宿市長 打越 あかし)

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