■やめられない!田植えとどろりんピック
「『田植えと泥遊びが楽しかったよ』という手紙を子どもたちからもらうとうれしくて、ボランティア活動をやめられない」と話すのは今福重友(いまふくしげとも)さん(谷村)と中野弘光(なかのひろみつ)さん(上野中)。開聞小学校での米作りの始まりは福島県から同小に赴任した先生によるアイガモ農法での米作りの提案がきっかけでした。アイガモがイタチやカラスなどからの被害に遭い、今ではアイガモ農法での米作りはなくなりましたが、この活動は20年続いています。
田植えの日、地域住民や保護者のボランティア13人も参加する中、学校近くの田んぼで5年生17人が体験しました。「ロープの赤い目印に沿って苗を4・5本ずつしっかりと植えて」と2人は児童に寄り添いながら優しく教えました。
体験後の「どろりんピック」では3チームに分かれてリレーをするなど児童は田んぼで自由に遊びました。
8月には鎌を使っての稲刈りと稲刈り機の見学、刈った稲を束にしてのかけ干し体験などが待っています。脱穀・精米したら児童が持ち帰ったりPTAバザーで販売したりする予定です。
〔体験した児童〕
下村絆斗(しもむらときと)さん(中組)
「田植えは初めてで疲れました。できた米を炊いて卵かけごはんで食べたいです」
倉前花音(くらまえかのん)さん(下吉)
「おうちでも手伝いをしたことがあります。やっぱり自分で育てた米はおいしいです」
福永泰士(ふくながたいし)さん(西開聞)
「おじいちゃんの手伝いをしたことがあったので上手にできました」
〔担任の木之下真章(きのしたまさあき)先生〕
「田植えは自分自身も初めてで、昔ながらの田植えを子どもたちに体験させることができました。地域の皆さんと児童が触れ合えることがとてもありがたいです」
〔ボランティアの今福さんと中野さん〕
「最近の子は泥遊びをしないので、これからも体が続く限り活動を続けてたくさんの体験をさせてあげたいです」
問合せ:生涯学習課社会教育係
【電話】23-1023
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