■女性防火協力会が新たに発足 キラリと光る活躍を誓う
指宿市きらり女性防火協力会の発足式が6月26日、指宿消防署別館で行われました。女性防火協力会は家庭での火災予防と地域の防火意識を高めることを目的に組織される団体。指宿地域に住む23人の会員が集まり今後の活動方針などを話し合いました。岡本(おかもと)タミ子(こ)会長は「会員同士のつながりを強め、家庭や地域に防火の意識を少しずつ根付かせることができるよう一生懸命頑張りたい。若い世代にも積極的に参加してほしい」と話しました。
■指宿市ニューファーマーの集い 新人の農家を応援
指宿市ニューファーマーの集いが6月24日に南薩地域振興局指宿庁舎で行われました。農業に対する支援機関や制度を新規就農者に知ってもらい、応援しようと市と県が企画したもの。令和5年度に就農した4人がそれぞれの抱負を述べ、関係者から激励を受けました。夫婦で就農した濵﨑正伍(はまさきしょうご)さんと真梨菜(まりな)さん(湯之里)は「いろいろな情報を入手できた。将来は育てた野菜の魅力を交流サイト(SNS)で発信し、自分たちで販売したい」と話しました。
■指宿支部消防操法大会が開催 高めた技術を競い合う
指宿支部消防操法大会が6月30日にいぶすきフットボールパークで行われました。消防団員の消防用器具の取り扱いと操作の技術を競い合う大会で23分団152人が参加。ポンプ車の部で大山分団、小型ポンプの部で川尻分団が優勝し、県大会への出場を決めました。川尻分団の竹畑巧(たけはたたくみ)分団長は「優勝できたのは消防団の活動をいつも支えてくれている家庭・職場・地域の皆さんのおかげ。県大会で指宿の消防団の底力を見せたい」と話しました。
■地域経済活性化シンポジウムが開催 指宿の稼ぐ力を観光から
地域経済活性化シンポジウムが6月27日にふれあいプラザなのはな館で開催されました。「観光による指宿市未来創造のために」と題し一般社団法人いぶすき観光デザインが企画。全国で観光振興に取り組み、指宿の経済活性のために連携している山田桂一郎(やまだけいいちろう)さんと檜垣敏(ひがきさとし)さんをゲストに迎え、市内の観光業関連団体の代表者らが指宿の現状や課題解決について議論しました。参加者は「観光地指宿の魅力がより高まってほしい」と話しました。
■指宿商・山川高が表彰 伝統の取り組みが評価
県観光連盟優良観光団体表彰を指宿商業高校と山川高校が受賞し7月1日に市長へ報告しました。県内の観光の発展に顕著な功績があった個人や団体に贈られるもの。指宿駅でおもてなしを行う指宿商業高校のICP(指宿茶いっぺプロジェクト)、鰻地区スメ広場でおもてなしを行う山川高校のスメ体験プログラムの活動が高く評価されました。山川高校3年の小川晃志郎(おがわこうしろう)さん(小川東)は「先輩たちがつないできた伝統が評価されてうれしい」と話しました。
■鹿児島交響楽団の特別演奏会 市民の合唱と融合
鹿児島交響楽団のファミリーコンサートが6月30日に指宿市民会館で行われました。令和5年に初めて市内で同楽団が公演して以降、演奏を再び聞きたいとの声が市民から多く寄せられ実現したもの。交響曲の演奏をはじめ、市民で構成した合唱団と共演する新たな試みもあり、758人の観客を楽しませました。家族と鑑賞した柳田小5年の寺園礼(てらぞのれい)さん(南迫田)は「楽器の中でトロンボーンの音が特に気に入った。また演奏を聴きたい」と話しました。
■巡査どんの墓の清掃活動 先人の功績に感謝して
加藤巡査どんの墓の清掃活動が7月11日に今和泉地区の山林で行われました。明治10年の西南戦争で会津(今の福島県西部)から指宿に派遣された加藤忠平二等巡査のために建てられ、長年行方知れずになっていた墓を地域住民や指宿警察署員が令和5年に発見。地域の宝として大切にしようと住民・指宿商業高校生・同署員の約40人が清掃しました。同校3年の永山実莉(ながやまみのり)さん(渡瀬)は「指宿のために働いてくれたことに感謝して掃除した」と話しました。
■指宿保護司会が社会を明るくする運動 理解し合い支え合う社会へ
社会を明るくする運動強調月間の出発式が7月1日に指宿庁舎で行われました。犯罪や非行の防止、罪を犯した人の更生への理解をより深めてもらおうと毎年行われている取り組み。月間に向けた首相などのメッセージを指宿保護区保護司会の幸野昌葊(こうのまさひろ)会長が市長に伝達し、商業施設などでの広報活動を会員が行いました。幸野会長は「孤独や生きづらさから犯罪につながることがある。多様な背景を理解し共に支え合える社会になれば」と話しました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>