■おすすめ本紹介
▽中央図書館オススメ!~今月のイチ押し!!~
「明治のナイチンゲール」
田中ひかる/著
中央公論新社/刊
生涯をかけて看護婦の技能向上と制度化に努めた大関和(ちか)と彼女を支えた鈴木雅。看護婦が「賤業」とされた明治時代、女性の経済的自立を目指し、職業看護婦の道を切り拓いた女性たちの物語。
▽中央図書館
「超高齢化社会と認知症について知る本」
長田乾/著
Gakken/刊
日本や世界の多くの国で進んでいる高齢化。この本では、超高齢化社会と認知症について、マンガとクイズ、図表で分かりやすく解説します。
9月21日の「世界アルツハイマーデー」に関連して、各図書館では、認知症に関する図書を紹介していますので、ご利用ください。
▽ふきあげ図書館
「農家が教えるいもづくし」
農文協/編,農山漁村文化協会/編
農山漁村文化協会/刊
干しいも・焼きいもの作り方と、さつまいも・じゃがいも・里いも・長いも・山いもの料理とおやつのレシピを紹介。いもの品種、調理特性、貯蔵のコツも掲載する。お芋を美味しくいただくレシピ!
▽ひよし図書館
「インスタ英語日記」
maho/著
Gakken/刊
独学で英語を習得した人気英語講師mahoが、インスタグラムに英語日記を投稿する勉強法を紹介。ネイティブっぽくナチュラルでカッコいい英語日記を書くために必要な表現やフレーズ、とっておきのコツなどを解説する。
▽東市来図書館
「うちの犬が認知症になりまして」
今西乃子/作
青春出版社/刊
生後2カ月で体中虐待を受け、殺処分直前だった犬(未来)を引き受けて早17年。夜泣きや徘徊、トイレの失敗など大変なことも多いけど、やっぱり愛おしい大事な命です。
▽市長おすすめ
「奇跡のバックホーム」
著者:横田慎太郎
出版社:幻冬舎
日置市出身、阪神タイガースの元選手横田慎太郎さんが7月に28歳の若さでお亡くなりになられました。ご著書は私にとっても大切な一冊。横田さんの残した「挑戦する気持ち」を胸に、私も引き続き、精一杯仕事に向き合っていきたいと思います。
■イベント情報
◎イベントは状況により、中止や時間の短縮、内容を変更する場合があります。
■開館情報
■図書館長のひとり言「読書の秋」
台風の季節になりました。昔の人は、この野の草をかき分けて吹く秋の暴風を「野分(のわき)」と呼んでいたようです。『徒然草』に「野分のあしたこそをかしけれ」(大風の次の日は美しくて趣がある)とあります。今で言う「台風一過の秋晴れ」ということでしょうか。ただ、被災された方にすれば後片付けや復旧作業でたいへんなのですが…。
日本人の優れた感性は、四季折々でさまざまに変化する自然と接することで磨かれてきたものです。同様に、読書も豊かな感性を育むのに最適であると言われます。図書館には、絵本から文学書、専門書、雑誌や新聞といった資料がそろっています。書き手の多様な見方・考え方にふれることで読み手の感性も磨かれていきます。さわやかな秋の風に吹かれながら、心の琴線にふれる読書のひとときを楽しんでください。
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