市長コラム〔#31〕

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■月日貝をおいしく食べられるテラスが始動

○月日貝の魅力を広げる拠点に日置市が誇る日本三大砂丘の一つ、吹上浜のなかでも、特に多くのお客様にお越しいただいている江口浜海浜公園(東市来地域)には、市が整備した広大な駐車場があります。この駐車場を有効活用すべく、昨年、この場所の利活用に関するアイデアを広く募ったところ、公民連携による活性化事業として、吹上浜で月日貝漁に取り組む若手漁師の皆さんで構成される、株式会社吹上浜の未来を考える漁業者たちさまと、株式会社グッドフェローズダイニングさまから「ツキヒテラス」の提案をいただきました。
日置市の沿岸部で古くから親しまれ、9月〜11月に旬を迎える月日貝は、近年急激に注目が集まっている、今話題の食材です。この月日貝を海沿いで気軽に食べられる場所を作りたい!という思いをお聞きし、今年の3月に市有地利活用民間事業者として選定したところ、半年間の準備期間を経て、9月14日にツキヒテラスがオープンしました。

○公民連携の新たなモデル事業へ
ツキヒテラスは、市有地の利活用に対して、広く皆さまからの事業提案を募る中で、公民連携事業として実現しました。江口浜海浜公園には鹿児島県が管理する区域もあり、今回のテラス設置にあたっては鹿児島県の鹿児島地域振興局の皆さまにもご配慮をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。江口漁協の若手漁師さんたちによる取り組みがきっかけとなり、オリーブや柑橘などの地域の農家さんも巻き込みながら、月日貝のみならず、日置市全体の新たな特産品のPRの場としても大きな役割を果たしていただけるのではないかと感じています。
月日貝の旬は9月から11月ですし、秋の日置市には秋太郎(バショウカジキ)やオリーブなど、旬の食材もたくさんあります。江口蓬莱館でのお買い物のついでに、ツキヒテラスもぜひご利用ください。