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市長コラム #23

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鹿児島県日置市

「地方からプロスポーツの未来を考える」
昨年11月、日置市のスポーツにとって、大きな一歩となる挑戦が始まりました。日置市をホームタウンに活動しているフラーゴラッド鹿児島の、バレーボール男子Vリーグ3部=V3リーグ参戦です。チームは開幕7連勝を飾り、現時点で首位に立っています。
フラーゴラッド鹿児島の小園代表が市長室を訪ねてくださったのは、今から2年半前の2021年6月16日。まだVリーグへの参入が実現するかどうかも全く見えないなかでの初顔合わせでした。その後、スポンサー集めと選手確保を進めながらVリーグのライセンス取得に取り組み、苦労の末にライセンスを取得し、2023-24シーズンの参入が内定。ここからさらに、前女子日本代表監督の中田久美さんのエグゼクティブディレクター就任などの経緯を経て、ついにたどりついたVリーグの舞台です。
プロスポーツの推進と環境整備にはお金がかかります。バレーボールのプロリーグを運営するVリーグ機構は、2024-25シーズンから始まる改革にて、トップリーグである「S-V.LEAGUE」への参入資格「SVライセンス」のホームアリーナ要件を入場可能数5千席以上、としています。一方で、地方都市において5千以上の席数を持つアリーナを整備することは、現状の財政力では極めて難しいと言わざるを得ません。(鹿児島県内では、現状、5千席以上の対応が可能なアリーナは西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)のみです。)日置市としては、フラーゴラッド鹿児島の最速での昇格とトップリーグライセンス取得を応援しながら、一方でアリーナ要件と向き合うことが求められます。
そのために、しっかりとフラーゴラッド鹿児島の皆さんとも協議を重ね、地方都市としての応援の在り方、伴走の在り方を模索してまいります。
次に日置市で試合が開催されるのは2月17日(土)、18日(日)の2日間になります。日置市で活躍する選手たちに、ぜひ声援を送っていただきたいと思います。私も可能な限りスケジュールを調整し、応援の輪に入って一緒に盛り上げてまいります。

日置市長 永山由高

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