■マレーシアの甘い宝石「ハルム・マニス・マンゴー」
日置市の皆さん、アッサラーム・アライクム!寒さ残る風の中に時折春を感じる季節となりました。お元気でお過ごしでしょうか。今回はマレーシアのとっても美味しい果物を紹介したいと思います。
マレーシアは熱帯国で、一年を通じてさまざまな季節の果物が楽しめます。その中でも「甘い香り」として知られている「ハルム・マニス・マンゴー」は、マレーシア人が大好きな「ドリアン」と共に群を抜いて大人気です!
「ハルム・マニス・マンゴー」は、マレーシア北部の街・ペルリス州(僕の出身のケダー州の隣)が原産地で甘みのある味わい・魅惑的な香り・滑らかな食感が特徴です。とても人気ですが、収穫期の4月から6月しか食べることができません。鮮やかな緑から金色へと変わる皮の中には、宝石のような輝くオレンジ色の果肉があり、甘味と酸味が絶妙に調和したトロピカルな味わいが広がっています!まさに食べる宝石!また、美味しいだけではなく栄養価も高くビタミンAやC・抗酸化物質・食物繊維が豊富で、免疫力の向上や消化を促進する健康効果もあると言われます。
マレーシアにはこの「ハルム・マニス・マンゴー」を使った有名な料理があります。それが「プルット・マンガ」。「プルット・マンガ」は、ココナツミルクで炊いたもち米(プルット)とハルム・マニス・マンゴーを一緒に食べる料理ですが、モチモチとしたもち米の食感と甘いマンゴーが最高に美味しくて、マレーシアの人はみんな大好きです!食感と甘さのシンフォニーが絶妙で、デザートとしてよく食べられています。
マレーシアはトロピカルフルーツが有名でよく食べられていますが、この「ハルム・マニス・マンゴー」は別格な存在で、マレーシアの文化と味覚を象徴しています。値段も他のフルーツに比べてちょっと高め(1個500円くらい・400g)。そのため、マレーシアの人たちは、この季節の楽しみを大切にしており、「ハルム・マニス・マンゴー」の収穫時期をとても楽しみにしています。マレーシアのマンゴーシーズンに訪れた際には、このトロピカルな魅力をぜひ味わってみてください!それでは、ジュンパラギ!
マレー語レッスン
HARUM ハルム:いい香り
MANIS マニス:甘い
MANGGA マンガ:マンゴー
PULUT プルット:もち米
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