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自治体の皆さまへ

市長コラム #27

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鹿児島県日置市

■棒踊りを通して感じたこと

○下神殿棒踊りに参加して
私は日置市の旧4町を1年ごとに引っ越して暮らしています。いま住んでいる伊集院地域下神殿集落の棒踊りに、今年は踊り手として参加しました。5月5日の本番に向けて、4月13日から毎週末の練習が始まり、私も日程の都合がつく限り参加し、6尺(約1・8m)の棒を手に型を覚え、掛け声に合わせて舞う練習を積みました。
5月5日の本番は、小学生から大人まで、総勢24人の踊り子が息を一つにして、地域の大切な拠点や、おめでたいこと(お子さんの誕生や、100歳のお祝いなど)のあったお宅を回りながら踊りを奉納していきました。地元の八幡神社を出発点に、私も9カ所で踊らせていただきました。

○祭りによって確認されるもの
棒踊りでは、下神殿集落の主要な集会場所(公園やグラウンドゴルフ場)を回りながら、地域の皆さんと声を掛け合ったり、お茶をふるまっていただき、久しぶりの再会を喜び合ったりします。
私自身、下神殿に引っ越して半年以上たちますが、規模の小さな公園や、グラウンドゴルフ場の中には、自分自身がまだしっかりと確認できていなかった場所もあります。また、おめでたいこと(出産や家の新築など)のすべてを把握できるわけではないので、このような機会に地域の皆さんと一緒に喜び合える環境があることの素晴らしさを実感しました。
定期的に地域のつながりを再確認できる場があることで、改めて地域の絆を深めあえると同時に、顔の見える関係が強化され、例えば地震や大雨などの災害の際に声を掛け合いやすい土壌が生まれます。
5月の連休中は、ほかにも市内各地で伝統芸能の披露がありました。各地で保存のためにご尽力いただいている皆さまに改めて敬意を表し、感謝申し上げます。

日置市長 永山由高

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