特集 新年のごあいさつ

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皆さまへ　ごあいさつ　申し上げます

■市制20周年を迎え、さらに住みよい日置市へ
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、日頃から市政運営に対し、温かいご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、1月1日に能登半島地震が発生、8月には台風第10号により、本市においても倒木や断水、広範囲にわたる停電や、農作物を中心に甚大な被害を受けました。さらに、エネルギーや食品をはじめとする生活必需品の物価高騰が依然と続いており、地域社会や経済にとって深刻な影響を及ぼした1年となりました。
そのような中で、昨年は日置市消防団が初めて鹿児島県代表として全国消防操法大会に出場し、活躍されました。今後も消防力の強化とともに、地域防災力の向上を目指してまいります。
本市が進める脱炭素の取り組みとして、吹上地域を中心とした太陽光パネルの敷設や、吹上高等学校で電動バイクや電動アシスト付き自転車の利用についての実証事業を行いました。また、不要となった衣類・雑貨などの回収ボックス「PASSTО(パスト)」を市内30カ所に設置し、リユース・リサイクルに取り組む機会をつくることにより地域全体での資源循環を推進しております。今後も脱炭素社会の実現に向けた取り組みを着実に進めてまいります。
現在、本市では地域活性化や人口減少の課題解決に向け、さまざまな取り組みを進めております。その一環として、関係人口創出事業「ひおきとプロジェクト」を推進しており、昨年からは「地域ポイント事業」として「まちのコイン(地域通貨アプリ)」を導入しました。この取り組みを通じて、本市のさらなる発展を目指し、地域社会の一層の充実を図ってまいります。
また、昨年12月から市内において移動手段の確保と利便性向上を図るため、乗合送迎サービス「ひお吉号」の運行を開始しました。今後、公共交通の取り組みとして推進し、より利用しやすい交通環境の構築に努めてまいります。
今年は市制20周年の節目の年を迎えます。都市機能の充実や豊かな自然、伝統、文化などの多様性が魅力であり、それぞれの地域の特性を生かしながら、オール日置で安心・安全に暮らせる住みよいまちづくりに取り組んでまいります。
結びに、皆さまの一年が幸多き良い年となりますようお祈りいたしまして、新年のごあいさつといたします。

日置市長　永山由高

■だれもが暮らしやすいまちづくりに向けて
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、新たな気持ちで新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
かねてから市議会に対しましてご理解とご協力をいただいておりますことに、深く感謝申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、元旦に発生した能登半島地震、その復興が進まない中、9月には奥能登地方の豪雨が発生し、多くの尊い人命や貴重な財産が失われました。被災地では災害の爪痕がいまだに残り、被災前の生活に戻るには時間を要しますが、一日も早い復興を願うばかりであります。
本市でも、8月下旬に台風10号が接近し、家屋や農業施設、農作物などへの被害が発生しました。これまで経験したことのない規模の集中豪雨や地震などの大災害が、全国各地で発生していることから、災害に備えて市議会も役割を果たすべく、市災害対策本部と連携し、議会災害支援本部の初動体制の充実を進めているところであります。
一方で、明るい話題もありました。本市にある鹿児島城8いう7西高校が全国高校サッカー選手権の鹿児島県予選で8年ぶりに優勝し、県代表として全国大会に出場しました。
また、日置市では昨年12月から、乗合タクシーの利便性を高めるため、AIオンデマンド交通システムを導入した「ひお吉号」の実証運行をスタート。地域内交通は、市民の皆さまにとって貴重な移動手段となることから、市議会としても利用促進の周知や情報提供に努め、本市が目指すきめ細かな市民サービスにつながることを期待します。
今年は、日置市が誕生してから20年目の節目の年となります。5月には、市長・市議会議員選挙も行われます。市のさらなる一体感を醸成し、有効的で効率的な振興策の推進と持続可能な未来に向け、当局と一丸となって取り組んでいくことが議会の使命です。そのためにも、議員一人一人が能力を高めるための研さんを積んでまいります。
結びに、令和7年も引き続き日置市議会へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、この一年が市民の皆さまにとりまして、実り多き幸せな年となりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

日置市議会議長　並松安文