子どもたちが大人になるときにも、しまのことばが聞こえる世界を残すために。
■しまむにの日
(しまむにの日)
和泊町とぅ 知名町わ やーにから 6月2日 「しまむにの日」ち
(和泊町と 知名町は 来年から 6月2日 しまむにの日に)
しらーでぃ ‘むーてぃ うやぶん。
(しようと 思っ ています)
みじらしゃぎーさぬ ひーやしが、いきゃな ひー なゆんかや?
(おもしろそうな 日 だけど どんな 日 なるかな)
「うぬ ひわ むーる しまむに ちこらー」でぃ ‘やーりてぃむ
(この 日は みんな しまむに 使おうと 言われても)
うりわ いちむ ‘むーとぅぬ くとぅ でぃろ。
(それは いつも 思っている こと です)
ちゅいなーちゅいなーが いきゃしりば 「しまむにの日」 みじらしゃぬ ひー なゆんか
(一人ひとりが どうすれば しまむにの日 おもしろい 日 なるか)
なまから かんげてぃみち たぼりよ。
(今から 考えてみて くださいね)
■タクandリエの しまむにし がいちみゃー!
なー いきゃむしららん、 あちこららぬ わらびたわ。
(もう どうしようもない、 やんちゃな 子だね~。)
教えてくれた人:瀬利覚字 40代男性
◎「しまむにのしずく」は、2015年から沖永良部島に通っている山田真寛(国立国語研究所)が、沖永良部語の学習者として作文をする連載記事です。分かち書きをして逐語訳をつけた沖永良部語の文章は、上平川方言の調査で学んだ文法知識を使って書いています。母語話者には確認していただいていないので、間違いや不自然な表現はぜひ添削をお願いします!
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