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自治体の皆さまへ

連載vol.02 みんなでめざそう!ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ

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鹿児島県知名町

◎今回のテーマ
ゼロカーボンアイランドってなんだろう?

先月号で紹介した脱炭素社会の実現に向けた取り組みについてシリーズ化し、町民の皆さんに、「ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ」を分かりやすくお伝えします。
説明するのは、企画振興課地域活性化企業人藤原宗徳さんこと「むねりん。」です。

【POINT 01】
◆ゼロカーボンアイランドって何のこと?
ゼロカーボンアイランドとは、沖永良部島全体で排出する二酸化炭素(CO2)と、自然が吸収するCO2や、再生可能エネルギー活用によって相殺し、CO2バランスをゼロにする取り組みなんだ。
それにより、持続可能で豊かな未来を目指します。CO2や他の温室効果ガスの削減と自然の保全を目指しているんだよ。

《MEMO》
人間が排出する二酸化炭素と自然が吸収する二酸化炭素のバランスをゼロにする取り組み。

【POINT 02】
◆どうして今、ゼロカーボンアイランドの取り組みが必要なの?
気候変動や生物多様性の悪化が進んでいて、私たちの未来の暮らしに影響が出るかもしれないからさ。だから、CO2を出さないエネルギーや、省エネな暮らし方が大切なんだ。
生物多様性とは、地球上の生き物たちの多様性とつながりを指し、生物の豊かな個性と命のつながりを表す言葉で、私たちの暮らしを支える大切な基盤なんだ。

《MEMO》
▽大型化する台風の影響を受ける知名港の様子
温暖化の影響で気温が上昇すると大気中に含まれる水蒸気が増え、激しい積乱雲やそれに伴う豪雨、強い台風も増えてしまう。
※詳しくは、本紙7面の写真をご覧ください。

【POINT 03】
◆CO2はどうやって減らせばいいの?
例えば、太陽光や風力で電力を作ったり、島で食べ物を育てて輸送に係わる燃料の消費を減らしたりすることが大事なんだよ。
でも、太陽光は天気に左右されるし、風力は台風に強い設備が必要なんだ。
また、島の電力の仕組み(火力発電)で太陽光や風力発電を増やすのが難しいんだ。

《MEMO》
電気は需要と供給のバランスがくずれると、停電につながってしまいます。島の電力の仕組みで風力発電を増やすのが難しいのは、天候などの要因によって太陽光や風力などの再エネ由来の電力が計画通りに発電ができず、供給力が不足して需給バランスが崩れた場合、火力発電の負担が増えるからです。

【POINT 04】
◆エネルギーを減らすにはどうすればいいの?
▽すぐにできる取り組み
・家の電球をLEDに替える
・省エネ家電を使う
・冷暖房の温度設定を工夫する
・断熱を良くする など

▽これから始まる取り組み
・生ゴミを使ってバイオガスを作り、エネルギーにする
・使い終わった天ぷら油からバイオディーゼル燃料を作る
・プラスチックゴミを資源として活用する など

ゼロカーボンアイランドを目指して、一緒に取り組みましょう!
島の未来のために、町民一人ひとりの力が大切です。この連載を通じて、具体的な取り組みを引き続き紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

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