■上村 広輝さん
西目の子ども達は本当にすごい。
駅伝を走る先輩の姿を見ていつか自分も選手になるために日々努力している。
この習慣が西目の強さで伝統。
西目の6連覇で幕を閉じた第49回知名町内1周駅伝競走大会。
今回は、第4回大会から選手、コーチ、監督として連覇のチームを作り上げた上村広輝さんにお話を伺いました。
◇応援してくださった町民に向けて、何かメッセージはありますか?
正月早々にもかかわらず、沿道で応援してくださった町民の皆さまに心から感謝申し上げます。皆さんの声援が選手たちにとって大きな力となり、本当に頑張れたと思います。
◇中学2年生の第4回大会にて駅伝デビューした時の感想は?
当時、5区で走らせてもらったのですが、瀬利覚チームの故長山嘉治夫さんにあっという間に抜かれた記憶を今でも鮮明に覚えています。この時に駅伝に対する思いが芽生え、その後の経験が今の西目チームを作り上げるきっかけになったのかと思います。
◇選手、コーチ、監督として28回もの優勝経験がある中で、特に印象深い瞬間は?
初優勝した第5回大会は忘れられません。字の消防車で上城校区をパレードし、校区の方々に祝福されたことが忘れられない思い出です。
その後、28回の優勝がありましたが思い返してみると正名の5連覇、小米の初優勝など優勝を逃した悔しい思い出の方が印象深いですね。
◇西目の子ども達へひと言
西目の子ども達は本当に「すごい」と思います。駅伝を走る先輩の姿を見て、いつか自分もこの駅伝を走りたいという思いから選手になるために日々努力しています。児童・生徒の数は少ないですが、この習慣が西目の強さであり、伝統だと思っております。
◇今年還暦を迎えますが、今後の展望は?
私の陸上競技人生において、この駅伝大会で優勝することが1つの目標でした。西目の選手や我が子が懸命に走り、襷を繋ぐことが私の喜びでした。今後は選手として1区切りをつけ、監督として優勝を競い合え続けるチーム作りに努めていきたいと考えています。また、知名町の陸上競技発展のため微力ながら貢献したいと思っています。
◇最後にひと言お願いします。
第4回大会から選手、コーチ、監督として大会に参加させて頂き、28回も西目チームの優勝に関わる事ができました。これは選手をはじめ西目の地域の方々、大会企画運営を行ってきた役場の方々、そして新春の駅伝を楽しみにし、沿道で応援をして頂いた町民の皆さまのおかげです。
駅伝大会は、町内全ての字を13名で襷を繋ぎ、町民に感動を与えることができる素晴らしいイベントです。毎年開催されることに感謝し、来年の50回大会の成功と大会の更なる発展を願っています。
[上村 広輝さん]
生まれ:昭和39年生
学生時:沖高陸上部
職業:大山自衛隊 防衛事務官
備考:今年還暦
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