子どもたちが大人になるときにも、しまのことばが聞こえる世界を残すために。
■第三の居場所んてぃ しまむに
(第三の居場所で しまむに)
しまぬ なーに 「子どもの第三の居場所」でぃ がーゆぬ とぅくるぬ
(島の 中に 「子どもの第三の居場所」と 言う ところが)
ふやがてぃ きちゃぶん。
(増えて きています)
やーとぅむ がっくとぅむ ちごゆぬ とぅくる やしが、
(家とも 学校とも 違う ところ だけど)
がにゃぬ とぅくるぬ しまむに きかゆぬ とぅくるち なりゃ
(そういう ところが しまむに 聞ける ところに なれば)
ゆくゎんかやでぃ ‘むーてぃ うやぶん。
(いいかなと 思って います)
かしー しーくりゆぬ ちゅーわ はたてぃたぼりよー!
(手伝い してくれる 人は おしえてくださいね)
■タクandリエの しまむにし がいちみゃー!
やまとぅんてぃ きばてぃ、
(都会で 頑張って、)
シマぬ めーうとぅるしゃ なろてぃ ふーよ!
(島の ために たくさん 学んで おいで!)
教えてくれた人:住吉字60代男性
◎「しまむにのしずく」は、2015年から沖永良部島に通っている山田真寛(国立国語研究所)が、沖永良部語の学習者として作文をする連載記事です。分かち書きをして逐語訳をつけた沖永良部語の文章は、上平川方言の調査で学んだ文法知識を使って書いています。母語話者には確認していただいていないので、間違いや不自然な表現はぜひ添削をお願いします!
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