環境と防災に配慮した新庁舎 開庁! ～脱炭素社会の旗印(ランドマーク)に～

2／17

■ご挨拶
本町は、環境省の第1回「脱炭素先行26地域」として選定され、新庁舎は地球環境に配慮した島の自然にマッチし、誰もが利用しやすく、町民に親しまれるとともに、災害にも強い庁舎をコンセプトにしております。町民の皆さまの各種手続きは、1階フロアで完結するワンストップフロア方式でございます。

地球にやさしい脱炭素社会に向けた太陽光パネルの設置や通風、採光などの自然エネルギーを活用したこれまでに類を見ない新庁舎が完成しました。

庁舎建設と同時に、全ての公共施設への自然エネルギーの導入、老朽化した公共施設更新のため、国土交通省の「先導的官民連携推進事業」を活用し、「いつまでも住み続けたいまちづくり」の拠点づくりに今後とも取組みますので、皆さまのご支援ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

知名町長　今井　力夫

◎2024.5.7　開庁式
※本紙2面に写真を掲載しています。

■エネルギー消費量73%削減!　すごいぞ、知名町新庁舎!!
◆脱炭素
高断熱化及び高効率設備等を採用し、標準的なエネルギー消費量を削減した庁舎太陽光発電設備、調光センサー照明器具、大きな庇。従来の建物よりエネルギー消費量を50%以下まで削減した先進建造物「ZEB Ready」を実現しました。屋上の太陽光パネルにて50kWhの発電が可能。庁舎内の電力として活用し、残った電力は蓄電池設備にて蓄電されます。

◎ZEB Ready(ゼブレディ)
省エネ設備等の導入により、建物で消費するエネルギー量を、建築物省エネ法で定める基準値に対し、50%以上削減することができる建物。

◆ココが省エネポイント!
・太陽光パネル
・蓄電池
・エコボイド
・発電機

◆エネルギー消費性能
建築物省エネ法に基づく建設物の省エネ性能の評価で6個を獲得!

▽再エネなし
削減率：59%
BEI値：0.41

▽再エネあり(自家消費分)
削減率：73%
BEI値：0.27

削減率が10%向上するたびに☆が1つ増加します。
☆の数が多いほど高い省エネ性能を有します。

BEI値：Building Energy Index(ビルディング・エナジー・インデックス)の略称で、建物のエネルギー効率を数値で示す指標です。

■さらに!!知名町新庁舎はマイクログリッドの構築を目指しています!!
マイクログリッドとは「mirco=極小の」「grid=送電網」のこと。限られたコミュニティのなかで、太陽光発電などの再生可能エネルギーで電気を作り、蓄電池などで電力量をコントロールし、電力供給をする「エネルギーの地産地消」する仕組みのことです。
台風などの災害により停電が発生した場合には、平常時に電力会社とつながっている送配電ネットワークを切り離し、地域単独のネットワークに切り替えることで、安定的な電力の供給が可能になります。