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地域おこし協力隊活動日記「ちなみに」

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鹿児島県知名町

■今回は、教育委員会事務局町誌編さん室に所属している、三上大輔さんの活動報告を紹介します。

◇知名町での生活
昨年の1月に知名町地域おこし協力隊として着任しました。この一年半で自分なりに「島の宝」と呼べるものを幾つか見つけました。
1つ目は、ごく近場でケイビングとダイビングができる環境。中でもダイビングは、オーストラリア、モルディブ、トラック諸島、カナリア諸島などでも経験がありますが、エラブには他の地域にない海との「近さ」を感じています。イノーと呼ばれる陸続きの潮溜まりにこの島ならではの豊かさを見る思いです。

◇地域おこし協力隊としての活動
初年度は、知名町の特産品「シマ桑」のパウダーを配合した化粧石鹼をフローラルホテルと共同開発しました。
現在は、「町誌編さん」と「聞き書き」を行っています。
「聞き書き」とは、語り手の話をまとめて文書にするもので、奄美群島日本復帰70周年だった昨年、知名町内の五人の方から戦中戦後の体験や昔話などを聞いて本にしました。タイトルは『知名町の戦後史(1)』。
現在は、島を離れて神戸など内地で暮らす人の思いを「聞き書き」している最中で、来春、続編を刊行します。

◇今後の活動について
これから『知名町誌』の編さんと『まちづくり町民会議』にも関わる中で「聞き書き」との連動を視野に活動の幅を広げられたらと思っています。
例えば、各家庭で眠っている古い写真や映像を集めて整理し、公開する場を設ける。その際、お年寄りに当時の様子を語ってもらえれば、なお良いでしょう。そうした活動を通して「島の宝」がまだまだ見つかる気がしています。

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