~令和6年能登半島地震に伴う対口支援に係る職員派遣報告~
こんに“ちな”!
建設課の藤田です!この度、石川県輪島市へ対口支援として活動して参りましたので報告します!
◆力を合わせて業務遂行
支援業務の内容は、倒壊家屋の被害認定調査(二次調査)です。この調査は、一次調査の結果に不服がある被災者の申請に基づき、外観と内観を詳細に調査し、より正確な被害認定を行います。
私が従事した期間には、他県からの派遣者を含め約100名が支援業務に携わりました。4人1グループで1日2~3件の調査を行い、メンバーは日替わりでランダムに組まれます。このようなチーム体制の中、各自治体職員が高いモチベーションを持ち、互いに協力し合いながら業務を遂行しました。
◆復興の難しさ
輪島市の現状は厳しく、幹線道路は整備されていますが、信号機は斜めのまま。利用頻度の低い道路は未整備で通行できません。上下水道の復旧も進んでいないところがあり、公共トイレも使えない状況。被害家屋の解体は進んでいますが、完了したのは100棟未満。手続きや工事業者の確保が課題となっています。
◆嬉しかった感謝の言葉
現地に赴き、最初に感じたのは「まだまだ人が暮らせる状況ではない」という現実の厳しさ。ニュースで知っていた情報以上に、復興はまだまだ遠いものでした。その中で、被災者から「わざわざ来てくれてありがとう」と感謝の言葉を受けたとき、心が強く打たれました。被災した方々の強い心と前向きな姿勢に感銘を受けました。
◆自然災害に備えよう
7日間の支援業務は、非常に大変なものでしたが、それ以上に得るものが多かったです。支援に関わる全員が「誰かのために」という思いを持ち、リーダーシップや協力の模範を見せていました。
自然災害はいつ、どこで起こるかわかりません。その備えを積み重ねていくことの重要性を改めて感じました。
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