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私のFood記 ~薩摩川内風土記~

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鹿児島県 薩摩川内市

■野菜たっぷりオムキャベツ
今回は、家庭で簡単に作れる「オムキャベツ」を紹介します。
紹介していただいたのは、「こども食堂おばちゃんち」運営委員会会長の皆吉縁(みなよしゆかり)さん。こども食堂では、幼児から高校生まで週2日でお弁当を無料で提供(要予約)しています。オムキャベツは、こども食堂をスタートして初めて作った料理だそうで、今でもたくさんの子どもたちに愛されている、思い出深い料理の一つです。
皆吉さんがこども食堂を始めたきっかけは、共働き家庭や核家族化が増えている中で、子どもたちの長期休暇中における昼食の孤食問題などに気付いたこと。そこで、子どもたちの居場所を作ろうと、公民館に集め、一緒にご飯を食べるようになったのが最初です。平成28年から本格的に「こども食堂おばちゃんち」をスタート。皆吉さんは、もともと「食」に興味はなかったそうですが、昔から料理をする機会が多く、「おいしい」と言ってもらえて、好きになっていったそうです。
野菜は農家の方などが無償で提供してくれることもあるそうです。「食材をいただいた後に、子どもたちの健康面や彩りを考え、献立を作っている」と言います。このオムキャベツのように、野菜をたくさん使っているので、ビタミンやたんぱく質などの栄養たっぷりなお弁当を提供しています。
「特に、頂いた食材は余すことなく使うことにこだわっていて、野菜の皮や芯もみそ汁などに入れるようにしています。このみそ汁が子どもたちに人気で、お菓子より先に食べる子もいるぐらい」と教えてくれました。
この活動を続けることができるのも、食材の提供や調理してくれる地域の皆さんの協力があってこそ。スタッフも週2日を楽しみに活動されているそうです。「これからも無理なく、週2回の活動から回数を増やしつつ、子どもたちが誰でも気軽に来ることができる『居場所』作りを継続していきたい」と言います。また、「これからもお腹いっぱいになって、『おいしい』と言ってくれる子どもたちの笑顔を見ることができるように頑張っていきたい。そして、私たちの活動がこども食堂に来てくれる子どもたちへ連鎖していってほしい」と話してくれました。

◆レシピ
○材料(4人分)
卵:3個
キャベツ:1/2玉
モヤシ:1袋
豚細切れ肉:150g
塩コショウ:少々
マヨネーズ:お好みで
ソース:お好みで

○作り方
(1)キャベツを千切りにし、モヤシ、豚細切れ肉を炒め、別のボウルに移す。
(2)卵を溶き、フライパンに薄く広げ、卵が半熟な状態で、(1)で炒めた材料を乗せる。
(3)半分に折りたたみ、4等分にカットして完成。

○ワンポイント
・キャベツは千切りより太く切ってもおいしい!
・冷蔵庫に残っている野菜は、何でも使えます。
・豚細切れ肉がないときは、ちくわも代用できます。
・炒めるときにゴマ油を使うと、おいしさアップ!

■皆さんの思い出の料理を大募集
皆さんの思い出の料理とそれにまつわるエピソードなどがありましたらどしどし情報をお寄せください。取材に伺います。

問合先:秘書広報課企画総務・広聴広報G
【電話】内線4122

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