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第43回 キジカケル突撃レポート ~農作業にチャレンジ編~

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鹿児島県 薩摩川内市

本市の農業は、近年の労働力不足による作業の遅延などで、生産性の向上が進まず、農家経営に大きな影響を与えている状況なんだって。
そこで、労働力確保に向け、令和2年4月から始まった農作業サポート人材バンクについて、今月は探っていきたいと思います。

■農作業サポート人材バンクって?
薩摩川内市農作業サポート人材バンクとは、求人者(雇用を必要とする農業者)と求職者(働きたい一般市民、福祉事業所など)をマッチングさせる制度です。
これまでに求人者21人、求職者21人の方が登録し、12件のマッチングが成立。人手不足や高齢化で作業にお困りの農家さんをサポートしているんだって。(令和5年2月末現在)

■働いてみるには?
この制度を利用して農作業をするにはどうすればいいんだろう。
市担当者に尋ねたところ、本市に住む方であれば、農業経験は問わず、利用できるみたい。
また、申請時に働ける場所、期間、時間なども確認するので、年齢や経験の有無を問わず、自分の希望する条件で農作業ができるんだとか。
過去にこの制度を利用した農業者からは、「短期作業の人材がどうしても見つからなかったが、バンクを通じて確保してもらい助かった」
実際に働いた方からは、「子どものお迎えなどのため、長時間の労働に就くことが今まで難しかったが、農家さんのご厚意で労働時間を柔軟に対応していただけた」
という声があったそうだよ。

■農作業をやってみて
今回は、この制度を利用し、農作業を経験された日髙(ひだか)このみさんに作業の様子などお話を聞くことができました。
もともと実家が農家で、繁忙期などに生産しているキンカンやコメの収穫の手伝いをしていた日髙さん。
兄からの紹介でこの制度を知り、繫忙期以外でも簡単に仕事を見つけられると考え、求職申し込みをしたそうです。
これまで、ブドウの袋掛けや摘粒(てきりゅう)(一粒の成長を促すために、粒を取り除き、成形する作業)、茶畑の草取りなどをしたんだって。
「農家さんから仕事を丁寧に優しく教えてもらえたので、とても働きやすかったです」と話してくれました。

■まずは登録を
今回の体験談を聞いてみて、農作業サポート人材バンクについて理解することができました。
農業経験は問わないみたいだし、作業の内容も現場で丁寧に教えてもらえるから、初めての方でも安心して作業ができそう。
空いた時間を使って農作業を経験してみたいなど、興味がある方、まずは求職申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
詳しくは市ホームページからご確認ください。

問合先:本庁畜産営農課営農指導G
【電話】内線4461

皆さんが知りたいことや紹介したいことなどがありましたら、情報をお寄せください。

問合先:本庁秘書広報課企画総務・広聴広報G
【電話】内線4122

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