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自治体の皆さまへ

シリーズ高血圧(1)

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鹿児島県 薩摩川内市

■あなたの血圧大丈夫!? ‒5月17日は「高血圧」の日‒
本市では、脳卒中や心臓病の一つである心筋梗塞で亡くなる方が全国、県と比較して多い現状です。これらの主な原因の一つが「高血圧」です。
今年度は、「高血圧」をテーマに複数回に分けてお伝えしていきます。

◇脳血管疾患と心筋梗塞のSMR

鹿児島県令和3年度保健所別SMR(H28~R2)

SMR(標準化死亡率):その病気による死亡率の全国平均を100とし、100以上の場合は死亡率が高い、以下の場合は低いと判断されます。
出典:厚生労働省

■血圧の仕組みを川内川に例えると
人が住む場所に川が流れているように、私たちの体を巡る血管も、血液が全身を流れています。堤防を血管、川の水を血液と例えて考えてみましょう。左図(本紙12ページ参照)のように、血圧が高くなると、体の中を流れる血液も体重増加やコレステロール、血糖などの上昇で血管に負荷が掛かり、傷つく恐れがあります。
脳卒中や心筋梗塞の発症予防のために、まずは自分で日々の血圧を管理してみましょう。自宅で朝晩2回の血圧測定をおすすめします。
市民健康課では、血圧記録手帳をもとに、自宅での血圧測定の方法や予防・改善のための食生活などについて、相談に応じています。
下表を参考に、血圧記録を管理してみましょう。血圧記録手帳は、市民健康課に備え付けていますので、お気軽にご相談ください。

正常な血圧…サラサラ
普段の穏やかな川…本紙参照

血圧が高くなると…血流が増えると血管を押す力が強くなり、血管に負担が掛かります。
雨が降り、増水した川…水量が増え、水圧も強くなり、堤防に負担が掛かります。

血圧が高い状態が続いたり、急激な血圧上昇が起きたりした場合…血管が傷んで、「脳卒中」「心筋梗塞」の恐れがあります。
降り続く雨やゲリラ豪雨で増水した川…堤防が傷み、氾濫の恐れがあります。

◇〔表〕高血圧の診断基準(薬が必要かの判断基準)

参考:高血圧治療 ガイドライン2019

高血圧は自覚症状がないために、治療開始が遅れたり、治療していても血圧コントロールが不十分な人が多くいます。また血圧は、気温、体調、運動、食事、ストレスなどで上下するので、自分の血圧の状態について知ることが大切です。自分自身のために日頃からしっかり管理しましょう。詳しくは、市ホームページをご確認ください。

問合先:市民健康課健康増進第1G(すこやかふれあいプラザ内)
【電話】22-8811

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