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自治体の皆さまへ

みんなで支える認知症

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鹿児島県 薩摩川内市

9月21日は世界アルツハイマーデーです。この機会に、認知症の正しい理解や認知症の方に優しい地域づくりを目指しましょう。

■認知症ってどんな病気?
認知症は、脳の神経細胞が変性することで脳の働きが悪くなり、脳の機能が低下していく状態になることです。脳は、覚える・考える・理解する・計画するなど、高度な認知機能をコントロールしています。この認知機能が徐々に低下することで、日常生活にも影響してきます。
認知症の原因となる疾患は70種以上に及ぶことや、加齢に伴い認知症の方が増えていくことなどから、多くの人にとって身近なものとなっています。
本市は、認知症の方に優しく住みよい町を目指しています。まずは、認知症について正しく理解することが大切です。

○認知症サポーター養成講座
市では、認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族を、できる範囲で手助けする「認知症サポーター」を養成するために、学校や企業、地域からの依頼を受け、「認知症サポーター養成講座」を開催しています。
受講された方からは「認知症の人との関わり方について深く考える機会になった」「今後の接客対応時の参考にしたい」などの感想が寄せられています。
ご希望の日時・場所に無料で講師を派遣しますので、ぜひお申し込みください。

〜一言コラム〜
認知症の中でもアルツハイマー型認知症は新型の生活習慣病と呼ばれ、中年期の生活習慣病が高齢期の認知症発症に関与するとの報告があります。特に糖尿病の場合は、発症リスクが約2倍になるといわれています。
バランスの良い食事や適度な運動に心掛け、適正体重の維持と禁煙、そして良好な血糖値を維持しましょう。

○認知症地域支援推進員
認知症地域支援推進員は、認知症の方やその家族へ相談支援や適切な社会資源の情報提供などを行い、地域支援体制づくりを行っています。本庁高齢・介護福祉課、市地域包括支援センターの他、民間事業所にも在籍しています。

■こんな時は相談しよう
「似たような失敗を繰り返すようになったけど大丈夫かな?」
「単なる物忘れかな?最近少し様子が変だけど」など。
気になることがあった時には、相談窓口やかかりつけ医にご相談ください。本市の一部医療機関には、認知症の診断や治療のアドバイスを行っている認知症サポート医や物忘れ相談医がいます。

認知症の相談に関する問合先:
・市地域包括支援センター(永利町社会福祉協議会内)【電話】24-3331
・本庁高齢・介護福祉課包括支援G【電話】内線2675
・鹿児島県若年性認知症相談窓口(※若年性認知症に関する相談)【電話】099-251-4010

その他、本市で取り組んでいる事業を紹介します。

○家族介護者の会「よいやんせ」
認知症の方や高齢者の介護をしている家族が、同じ経験を持つ者同士語り合い、日頃の悩みや思いを本音で話せる心のよりどころです。

○認知症カフェ
認知症の方、家族の介護をしている方、高齢者の方、地域の方、どなたでも、気軽に集い交流できる場です。

〜ちょっと一休み〜
このロバ(本紙参照)は、認知症サポーターのキャラバン隊長としてロバのように急がず、しかし一歩一歩着実に、キャラバンも進むという意味が込められています。
ロバ隊長と一緒に認知症の方やその家族を支えましょう。

問合先:本庁高齢・介護福祉課包括支援G
【電話】内線2675

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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