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第48回 キジカケル突撃レポート ~ファミリー・サポート・センターって?編~

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鹿児島県 薩摩川内市

皆さんは、「ファミリー・サポート・センター」をご存じでしょうか。「これから子育てが始まるけど不安だ」「子育て真最中の人を応援したい」など子育てを地域で相互援助する活動が全国的に行われているそうで、県内には、本市を含め、20カ所存在します。
そこで今回は、ファミリー・サポート・センター薩摩川内へ潜入!どのような制度なのか、実際利用している方のお話など、ご紹介します。

■具体的にどのような仕組みなの?

ファミリー・サポート・センターとは、子育てのお手伝いをしてほしい方(おねがい会員)と子育てのお手伝いをしたい方(まかせて会員)が、会員になって、有償ボランティアで助け合い(相互援助活動)を行う会員組織です。
本市では、「おねがい会員 352人」、「まかせて会員 193人」、「両方会員 35人」の方が登録しています。(令和4年度)

■どんなときに利用できるの?
「保育施設まで子どもを送迎してほしい」「病気や急な用事のとき、子どもを預かってほしい」など、一時的な手助けがほしいときに対応することで、市民の皆さんが安心して子育てができるよう活動しているそうです。

■登録者の声
○「おねがい会員」のUさん
お子さんの習い事の送迎が仕事の時間と重なったことから、周りの方に紹介してもらい、おねがい会員に登録したそうです。
「初めは、まかせて会員の方に失礼がないかとても心配でしたが、最初のマッチングのおかげで、子どもも私自身も安心しています。利用してからは、『しなければならない』と感じることが減り、気持ちが楽になりました。さらに、私たち親に相談しづらいことなどをまかせて会員の方に話しているようで、『お子さんが○○で悩んでいるみたい』と、教えてくれるので、とても助かっています。これからもこの制度を利用していきたいと思います」と話してくれました。

○「まかせて会員」のKさん
自身も周りの方々に支えられながら障害児を育てた経験から、今度は自分が子育てをする方のお手伝いがしたいと考え、まかせて会員に登録したそうです。初めは緊張した様子の子どもたちが、回数を重ねるごとに慣れていき、学校の話などをしてくれるとき、とても温かい気持ちになるとのこと。「これからも親御さんが安心してお仕事や家事ができる環境を整えるお手伝いをしたいです」と優しい笑顔で話してくれました。

■みんなで助け合う
本市には、子育てを支えてほしい方とお手伝いをしたい方をマッチングさせ、地域で子どもを育てる体制が整っていることが分かりました。
しかし、現状では、おねがい会員の依頼に対してまかせて会員の数が少ないことから、援助を受けるまでに時間を要するなどの課題もあります。
「以前、まかせて会員にお世話になった経験から、今度は自分がお手伝いをする立場になりたい」などの思いで、両方会員として登録し、活動する方もいますが、まだまだ増えてほしいそうです。
助け合いで成り立つ制度。皆さんが安心して子育てができるよう、SSプラザせんだい1階のファミリー・サポート・センター薩摩川内に訪れてみてはいかがでしょうか。

詳しくは市ホームページをご確認ください。

皆さんが知りたいことや紹介したいことなどがありましたら、情報をお寄せください。

問合先:本庁秘書広報課企画総務・広聴広報G
【電話】内線4122

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