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深ボリ! 企業のチカラ

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鹿児島県 薩摩川内市

■第60回 有限会社山下製畳(せいじょう)
今回は、有限会社山下製畳を「深ボリ!」。代表取締役社長の山下弘(やましたひろし)さんにお話を伺いました。

◆事業の概要
当社は入来地域を拠点とした地域密着型の畳屋で、昭和23年に創業しました。
畳の製造や表替え、畳工事はもちろん、襖や障子などの建具の修繕や製作も行っています。現在は、本市を含めた2店舗で営業しています。

◆伝統的な畳文化
現在、一般的に使用されている畳は、芯部分の「畳たたみ床どこ」がポリエチレンなどを材料としたものです。しかし、当社では全て稲わらを使った伝統的な畳床も製作しています。稲わら100%の畳床は、い草の香りや柔らかさが特徴ですが、その重量や住宅様式などの変化を受け、県内でも製作するところは数少なくなりました。
畳の需要が少なくなった今、畳や和室の良さを感じられるよう、内装全体のコーディネートを行っています。

◆今後の抱負
これまで畳文化を残すために、い草のクッション性を生かしたヨガマットの製作や、畳工業組合の活動で柔道畳の復元プロジェクトなどに取り組んできました。さらに、アメリカや中国などで畳の需要が少しずつ増えており、実際に畳の製作を行ったり、宣伝をしたりするため、年に数回海外を訪れることもあります。
今後は県内だけでなく国内で畳文化を残すことはもちろん、海外で新たに畳文化を広めていくため、時代のニーズを捉えた商品開発や、海外での展示会出展に挑戦していきます。

○社員からのメッセージ
入社10年目 井手口肇(いでぐちはじめ)さん
私は、畳床の裁断、畳表(たたみおもて)を張るなどの仕上げ作業を主に担当しています。仲間と協力し合って作り上げた製品をお客さまに喜んでもらえることにやりがいを感じます。
自分の仕事に責任を持って、これまで培ってきた経験を生かし、丁寧な製品づくりを心掛けていきます。

-Information-
有限会社山下製畳 入来本店
代表者:代表取締役社長 山下弘
所在地:入来町浦之名7568
従業員数:8人
連絡先:【電話】44-2149

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