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令和6年第1回薩摩川内市議会定例会 施政方針の概要(1)

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鹿児島県 薩摩川内市

令和6年2月20日開会の第1回市議会定例会において、田中良二市長が述べた市政に関する考え方や方針の概要を一部紹介します。
なお、全文は市ホームぺージ上でも紹介しています。

■国の動向
第213回通常国会の施政方針演説において、岸田文雄(きしだふみお)内閣総理大臣は、賃上げや設備投資、株価など、日本経済が新たなステージに移行する明るい兆しが随所に出ていることを踏まえ、「これまでの積み上げを形に」し、国民が「成果を実感していただく年」とするため、総力を挙げて取り組むことを訴えました。

■施策の概要
本市においては、令和3年6月の薩摩川内市未来創生SDGs・カーボンニュートラル宣言の趣旨を踏まえ、誰一人取り残さない持続可能で魅力的なまちづくりをさらに力強く推進していく必要があります。
特に、令和6年10月には、市誕生20周年を迎えることから、この節目を市民の皆さまと共に祝い、郷土愛と一体感の醸成を図りながら、アフターコロナの未来に向けてさらなる飛躍を目指してまいります。また、令和6年度は、本市誕生以降取り組んできた、新市の一体感の醸成、地域自らが主体となった地域づくり、市内外への積極的な情報発信、快適で利便性の高い社会基盤の整備・充実、さらには、持続可能なまちづくりなどの施策展開を振り返り、人口減少の進行による社会経済情勢の変化などの時代の潮流を踏まえた、市政の新たな羅針盤となる第3次総合計画を策定する大変重要な年となります。
これらに取り組みつつ、行財政運営においては、少子・高齢化の進行に伴う社会保障関係経費や、公共施設などの維持管理経費など経常的経費の増加が続いている状況にあることから、なお一層の健全で持続可能な財政構造を確立する必要があります。
このような状況を踏まえて、本市の令和6年度の施策展開においては、次ページに掲げる6項目にポイントを置き、予算の選択と集中を図りながら、新たな行政課題の解決に積極的に取り組んでまいります。

■予算の大綱
令和6年度当初予算案においては、予算編成方針に基づき、第2次総合計画および総合戦略に基づく施策、アフターコロナを見据えた薩摩川内市の中期的展望および未来創生10ビジョンの実現に係る事業の着実な進展を図るとともに、薩摩川内市SDGs・カーボンニュートラル宣言や薩摩川内市SDGs未来都市計画の趣旨を踏まえ、持続可能で魅力的なまちづくりに向けた予算を編成したところであります。
これらの結果、一般会計当初予算の規模は、前年度当初予算に比べ、5・5パーセント増の575億6千万円となりました。また、温泉給湯事業など9つの特別会計は、合計で258億4493万4千円となった他、水道事業など3つの公営企業会計は、合計で56億9099万円となりました。

■むすび
最後に、本年度も各種施策を展開・推進するに当たり、市民の皆さまのより一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

◆アフターコロナを見据えた薩摩川内市の中期的展望
おおむね令和10年4月を目途に、実現を目指す田中良二市長の戦略方針です。

○5つの未来創生
1 新ビジョンの策定
・第3次総合計画策定
・48地区コミュニティの地区振興計画改訂
2 循環経済・産業拠点の創出~川内港臨海ゾーン整備
・川内港久見崎みらいゾーンの分譲・企業立地
・南九州西回り自動車道阿久根川内道路薩摩川内水引IC~(仮称)湯田西方ICの供用 など
3 雇用の創出
・既存誘致企業の拡張推進
・新規就農者育成拠点施設、閉校跡地の利活用推進
4 交流の創出
・全国大会の開催支援、誘致
・川内文化ホール跡地活用施設の整備促進
5 甑島医療体制の整備
・甑島の診療所などの再編、整備

◆地域産業の高度化や雇用の創出を目指して
令和4年4月20日に、市と京セラ(株)鹿児島川内工場は、半導体部品関連事業の増強を図ることを目的に、第23工場の増設に関する立地協定を締結しました。
現在、令和7年3月の一部操業開始を目指して、工事などが進められています。また、工場拡張を見据えた用地拡張のため、高城産業用地の整備も進められています。

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