5月17日は高血圧の日 ～家庭で血圧を測りましょう!～

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本市では、脳血管疾患や心筋梗塞で亡くなる方が、全国・県と比較して多い現状です。これらの主な原因の一つが「高血圧」です。
高血圧対策には、減塩・バランスの良い食事、肥満解消などが大切です。今回は家庭での血圧測定の重要性についてお伝えしていきます。

■なぜ家庭での血圧測定が大切なの?
高血圧は血管に強い圧力がかかっている状態です。放っておくと血管がぼろぼろになる「動脈硬化」が進み、血管が詰まったり破れたりすることで、脳血管疾患や心筋梗塞、慢性腎臓病などを引き起こす可能性が高まります。高血圧はほとんど自覚症状がないので、治療開始が遅れることが多く、治療をしていても血圧コントロールが不十分な方が多くいます。
普段の血圧の状態を正確に知り、管理をするために、日頃から家庭で血圧測定をすることが大切です。血圧記録手帳や携帯の血圧記録アプリの活用もおすすめです。血圧記録手帳は、市民健康課で配布しています。下表を参考に、まずは血圧記録を管理してみましょう。

○高血圧の判断基準(薬が必要かの判断基準)

参考：高血圧治療ガイドライン2019

■血圧の正しい測り方
参照：日本高血圧学会　家庭血圧測定ガイドライン

◆測定のタイミング
1日2回(朝・夜)

○朝
・起床後1時間以内
・トイレに行った後
・朝食の前
・薬を飲む前

○夜
・寝る直前
・入浴や飲酒の直後は避ける

家庭で血圧を測定する場合には、上にあげた条件のもとで行うことが大切です。

◆測定するときのポイント
○いすに座って1〜2分経ってから測定する
座ったばかりだと、血圧が安定していないことがあります。測定時には、腕の力を抜いて、リラックスすることが大切です。

○※カフは心臓と同じ高さで測定する
心臓よりも低い位置だと、「数値が高く出る」など、不正確になる場合があります。

○薄手のシャツ1枚なら着たままでもOK
カフは素肌に直接巻きつけたほうがよいですが、薄手のシャツ1枚ぐらいなら、着たまま測定してもよいです。

※カフとは、血圧計とつながった腕帯のことで、血圧測定する際に上腕に巻き付ける部分です。

※SMR(標準化死亡比)は、その病気による死亡率の全国平均を100とし、100以上の場合は死亡率が高い、100以下の場合は低いと判断されます。
(出典：厚生労働省)

○脳血管疾患と心筋梗塞のSMR

鹿児島県令和4年度保健所別SMR(H29～R3)

■健康相談のご案内
市民健康課では、生活習慣病予防・改善のための食生活や運動などについて、個別で相談を行っています。気軽にご相談ください。
また、市のホームページには、血圧についての情報を掲載しています。ぜひご覧ください。

問合先：市民健康課健康増進第1G(すこやかふれあいプラザ内)
【電話】22-8811