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自治体の皆さまへ

「創業の夢」叶えてみませんか?

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鹿児島県 薩摩川内市

※創業とは、新しく事業を開始することです。

本市では、商工団体や金融機関などと連携し、創業を希望する方や予定の方に対し、相談から実際に創業を実現するまでの必要なサポートをワンストップで対応する体制(創業支援ネットワーク)を整えています。
今回は、本市で令和5年9月にこしきハニーとかわんぐいを創業された小林恵(こばやしけい)さんと令和6年4月にensoku(エンソク)米粉菓子屋を創業された宇野真菜実(うのまなみ)さんにお話を伺いました。

■こしきハニー
小林 恵さん
看護師として甑島に来島したことをきっかけに、令和5年9月に「こしきハニー」と、飲食店「かわんぐい」を創業しました。

―お店の特徴を教えてください。
看護師として働きながら、甑島で日本みつばちの養蜂をしています。「かわんぐい」では、その蜂蜜や、甑島で取れる魚を使った料理を提供しています。

―創業しようと思ったきっかけは何ですか。
甑島に来たのは、へき地医療研修がきっかけでした。甑島で過ごすうちに、人の温かさや文化、食事に魅力を感じました。しかし、それらの魅力が広まっていないと感じ、自ら情報発信をして活性化させたいと思い創業しました。

―日本みつばちの蜂蜜の特徴を教えてください。
日本みつばちの養蜂では、巣箱を山の中に設置します。西洋みつばちと違い、年に1回しか採蜜できません。さまざまな花から蜜を集めるので、濃厚で奥深い味わいの蜂蜜が取れるのが特徴です。

―創業して良かったと感じることは何ですか。
こしきハニーは、築70年の古民家の馬小屋を改修して運営しています。地元の方から、昔の思い出が詰まった場所をお店として活用したことへの感謝の言葉をいただくと創業して良かったと感じます。また、私が看護師の資格を持っているので、健康面などの相談に乗ることができ、地域での役割の大きさを感じています。

―創業して、大変だったことはありますか。
甑島では船での運送が基本となるため、仕入れに送料や時間がかかり、在庫管理が大変です。また、甑島に来てもらえるような情報発信をすることへの難しさを感じています。

―最後に甑島で創業を目指す方にメッセージをお願いします。
甑島は、資源が豊富にあり、ビジネスに生かせるチャンスが多くあります。ぜひ甑島に来てさまざまな体験をしていただきたいです。

▽こしきハニー/かわんぐい
所在地:下甑町手打1847番地
〔食堂〕
営業日:月・金・土・日曜日
営業時間:
(1)11:30~14:00
(2)18:00~22:00
〔カフェ〕
営業日:土・日曜日
営業時間:15:00~17:00

■ensoku 米粉菓子屋
宇野 真菜実さん
看護師として10年務めた経験を活かして、令和6年4月にensoku 米粉菓子屋を創業しました。

―お店の特徴を教えてください。
完全無農薬・無化学肥料の玄米粉を使用した焼き菓子を作り、販売しています。

―創業しようと思ったきっかけは何ですか?
子どもが生まれたことをきっかけに、食について考えるようになりました。趣味でしていたお菓子作りや看護師としての経験を生かし、自身の健康や病気の予防のために食事を見直すきっかけとなるようなお店を開きたいと思い、創業しました。

―創業して良かったと感じることは何ですか。
お客さんが商品を選んでいる姿を間近で見たり、「おいしかった」という感想をいただいたりするときに、やりがいがある仕事だと感じます。

―創業にあたり、苦労したことはありますか。
創業に向けてやるべきことが想像したよりも多く、最初は一人でやることに不安や焦りがありました。しかし、家族や知り合い、川内商工会議所が行っている創業スクールに参加し、創業に向けて準備を進めていくことができました。

―家族や知り合い、薩摩川内市商工会から具体的にどんな協力を得られましたか?
早い段階から創業に向けてSNSで発信をしたことで、応援してくださる人が増え、みんなでお店作りを一緒に考えることができました。また、薩摩川内市商工会には、経営面や補助金の活用について詳しく教えていただきました。

―最後に創業を目指す方にメッセージをお願いします。
自分のやりたいことや夢を周りの人に話すことで、自分のことを知ってもらい、良い出会いに恵まれると思います。自分の思いを自分の中に秘めておくのではなく、発信する場には積極的に参加してもらいたいです。

▽ensoku 米粉菓子屋
所在地:入来町副田5955番地87
営業日:不定休
営業時間:11:00~16:00

■気軽にご相談ください。
創業したいという気持ちはあっても、具体的に何から始めたらいいのか分からない、お店の場所や資金の確保など、自分にできるか不安な方も多いのではないでしょうか。そんなときは一人で抱え込まず、誰かに相談してみることが大切です。
本市では、商工団体や金融機関などと連携し、経営をする上での知識やビジネスプランの作成方法などを学べる創業スクールや創業に係る経費を支援する創業支援事業補助金を交付するなど、皆さんの創業をサポートする体制を整えています。お気軽にご相談ください。
広報薩摩川内4月通常版では、創業を希望する方や予定の方へ向けた支援体制や補助金について紹介しています。詳しくは、左記の二次元コードからご確認ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください。

問合先:
・本庁産業戦略課産業G【電話】内線5763
・川内商工会議所【電話】22-2267

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