■民生委員・児童委員、主任児童委員
民生委員は、民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員で、児童委員も兼ねています。特定の区域を担当し、生活の不安やお金のこと、子育てや介護、福祉サービスのことなど、困り事について相談対応や支援も行い、住民の立場でまちの福祉を担っています。
また、主任児童委員は、上記委員の中から厚生労働大臣に指名され、児童福祉に関する事項を専門に担当します。特定の区域は担当せず、行政や学校、児童相談所などの児童福祉関係機関と連携を図り、児童委員の活動を援助・協力します。
■保護司
保護司は、保護司法に基づいて法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員です。犯罪や非行をした人に対し、地域における立ち直り支援や再犯防止のための活動を行っています。その他、地域住民の一人として、地域社会の安全安心に貢献するという理念のもと、地域住民からの相談対応、学校や地域の防犯活動団体と連携・支援を行うなど、幅広く活動しています。
○子どもたちが安心して暮らせるように
薩摩川内市民生委員児童委員協議会連合会主任児童委員部会 部会長
山元一彦(やまもとかずひこ)さん
私たち主任児童委員は、子どもたちにとって「身近な大人」として、安心して生活ができるよう見守りや相談を受けるボランティア活動をしています。
市内には26人の主任児童委員がいます。小中学校などを訪問し、教職員と学校生活について意見交換を行い、子どもたちの困り事について適切な支援やサービスへの「つなぎ役」としての役割を担っています。その他にも地域ごとに部会を開催し、委員同士の情報交換や小中学校と合同研修会を行い、スキルアップに努めています。皆さんからの相談内容は、お聴きすることしかできないこともありますが、身近な相談相手として力になれるよう活動していきます。
なお、今年は主任児童委員制度創設30周年になります。今後も関係機関と連携し、ますます活動が活性化できるよう取り組んでいきます。
問合先:本庁社会福祉課企画総務G
【電話】内線2721
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