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私のFood記 ~薩摩川内風土記~

10/24

鹿児島県 薩摩川内市

■暑い夏でも栄養が取れる冷や汁

薩摩川内市食生活改善推進員協議会 副会長
吉田 美穂子(よしだみほこ)さん

今回は、本市の食生活改善推進員「食改さん」として活動する吉田美穂子さんに「冷や汁」を紹介していただきました。
吉田さんは料理を始めたきっかけを「幼少期から母と一緒に料理やおやつを作っていた」と話します。お母さまの背中を見ながら料理を始め、料理が好きになったそうです。食生活改善推進員のことを知ったのは、お母さまの友人が食生活改善推進員として活動していたから。たくさんの人にさまざまな料理や味を伝えたいという思いから、養成講座を受講し、食生活改善推進員として活動を始めたそうです。
食を通した健康づくりのボランティアである食生活改善推進員。「暑さや夏バテなどで食欲がない日でも、栄養があるものを食べてほしい」そんな思いから夏でもサラサラと食べられる冷や汁を選んだそうです。冷や汁は、暑く湿気の多い地域で食べられている郷土料理で、魚のだしとみそをベースにしたゴマ風味の汁に、豆腐や夏野菜をたっぷりいれて、ご飯にかけて食べる料理です。
「食改さん」として活動する中で、皆さんに伝えたいことは、普段から旬の野菜を使用することと、減塩・減糖を心掛けること。特に、減塩・減糖を意識するためには、「だしを活用すること」がポイントだそうです。今回の冷や汁に限らず、みそ汁などを作る際も、煮干しや昆布などでだしをしっかり取って使用することで、野菜本来のうまみを引き出すことができ、使用する調味料の量を減らすことができるといいます。そして、旬の野菜を使用することで、栄養価の高い野菜を使用でき、皮をむかないことでさらに栄養が取れるそうです。
8月31日は野菜の日。「いつもより少し多めに野菜を食べてほしい。今は、コンビニエンスストアやスーパーなどで、カット野菜やサラダなども販売されているので、市販のおかずもうまく活用しながら、野菜を使った料理を1品追加することを心掛けてほしい」と話します。「新型コロナウイルス感染症の影響で、野菜を使った料理の試食会などを中止していたので、それを再開させ、もっと多くの方に、野菜や料理の魅力を伝えていきたい」と話してくれました。

◆レシピ
▽材料(4人分)
煮干し(いりこ):50グラム
みそ:200グラム
白炒りゴマ:40グラム
水:800ミリリットル
キュウリ:2本
ミョウガ:2本
大葉:10枚
ミニトマト:5個
豆腐:1丁
白炒りゴマ:適量
白ご飯:適量

▽作り方
(1)煮干しは頭と腹ワタを取り除き、カリッとなるまでフライパンで炒める。
(2)(1)とゴマをすり鉢に移してよくすり、粉状になったらみそを加えてさらによくする。
(3)(2)をフライパン全体にのばし、焼き色がつく程度に焼く。
(4)(3)に水を少しずつ入れてのばし、みそ汁より少し濃いめにする。
(5)キュウリとミョウガは輪切り、大葉はせん切り、ミニトマトは半分に切って、豆腐は適当にくずす。
(6)(4)に(5)を加えて混ぜ、ゴマを入れる。
(7)(6)を温かいご飯にかける。

~ワンポイント~
・炒った煮干しはフードプロセッサーにかけると簡単に粉末にできる。
・煮干しは、市販のだしでも代用可。

■皆さんの思い出の料理を大募集
皆さんの思い出の料理とそれにまつわるエピソードなどがありましたらどしどし情報をお寄せください。取材に伺います。

問合先:秘書広報課企画総務・広聴広報G
【電話】内線4122

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