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第55回 キジカケル突撃レポート! ~第33回全国市町村交流レガッタ編~

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鹿児島県 薩摩川内市

皆さんは川内川でボートを漕いでいる人を見たことがありますか。実は、本市は全国でも有数のローイング(ボート)競技を行うことができる市町村の一つです。
今回はそんなボート競技の全国大会の一つで、今年の9月7日、8日に本市で初めて開催される薩摩川内市誕生20周年記念第33回全国市町村交流レガッタについて紹介します。

■そもそもレガッタって?
レガッタとは、ボートやカヌーなどの競技大会のことで、本大会は全国から約1000人の選手が参加し、全国ボート場所在市町村協議会が主催となって開催されます。
使用する艇(てい)(ボート)の種類は舵手(だしゅ)付きナックルフォアというものです。4人の漕ぎ手がそれぞれ長さ約3・8メートルのオールを1本ずつ操って艇を進め、1人が舵手(コックス)として舵を切り、進行方向を決めます。漕ぎ手は進行方向から順に、バウ、2番、3番、ストロークと呼びます。
→艇は長さ約10・7メートル、重さ約100キログラムの大きなもので、乗員(クルー)の体重を合わせると合計350~500キログラムもの重さとなるため、息を合わせて漕がなければ速く進まないんだって。

■全国市町村交流レガッタの概要
○ルール
・コース距離…440メートル(開戸橋から太平橋の間)
・競技種目
(1)男子(160歳未満)の部
(2)女子(160歳未満)の部
(3)男子(160歳以上)の部
(4)女子(160歳以上)の部
※カッコ内の年齢は漕ぎ手の年齢の合計
(5)男女混合の部(漕ぎ手男女各2人)
(6)議会議員の部
・1レース5チームが出場し、1位のチームのみが決勝へ進出します。
・市町村対抗として決勝戦の順位ごとにポイントが与えられ、総合優勝を競います。

○日程
1日目:9月7日(土)
・8時~…公式練習
・12時~17時…予選レース
・18時~…開会式、歓迎会
2日目:9月8日(日)
・8時~…交流戦、決勝レース
・12時30分~13時…表彰式、閉会式
※レースの観戦は無料
※雨天決行、荒天により中止の場合があります。

■出場選手へインタビュー
川内小学校校長
中川路和孝(なかかわじかずたか)氏

○大会参加のきっかけは?
30年以上前になりますが、私は大学時代に漕艇(そうてい)部に所属しており、初めて参加した大会が「川内レガッタ」でした。
昨年、本大会参加の呼び掛けがあったことをきっかけに、川内中央中学校校区の校長たちでチームを結成しました。

○大会への意気込みは?
練習期間は4カ月と短いですが、仕事の合間を縫って練習に励んでいます。チームワークを活かして、見ている人に元気と感動を与えられる漕ぎを見せたいと思います。河川敷からレースを見ることができるので、小中学生に見に来てもらい、川内川への愛着を持ってほしいです。

■見どころ
舵手の掛け声のもと、漕ぎ手たちが息を合わせ、オールの動きがぴったりと合う様子は壮観です。
スタートダッシュをかけるチームや、温存してラストスパートを仕掛けるチームがあり、ゴール直前まで繰り広げられる駆け引きは必見です。
→オールの動きが合わないと、バランスを崩して艇が大きく傾くこともあるんだって!

■市ローイング協会の取り組み
本大会の運営を行う市ローイング協会は令和2年に新設された川内川交流センターを管理しており、本市のローイング競技の拠点となっています。
川内川交流センターは貸会議室と艇庫を備え、市所有の艇の貸し出しを行っています。詳しくは市ホームページをご確認ください。
また、本協会は毎年8月に開催される「川内レガッタ」や、4年に1度、開催される「早慶(そうけい)レガッタin薩摩川内」(次回は令和7年に招聘(しょうへい)予定)を運営しています。
川内川交流センターの新設やかごしま国体が機運となり、週末になると高等学校や大学の漕艇部などが練習していて、多い時には100人を超える人たちが川内川に集まるそうです。
現在の競技は重く安定したナックル艇よりも、軽量で細く、スピードが出るスカル艇が主流であり、本市の高校生は今年のインターハイに出場しました。また、本市出身者でインターカレッジで全国1位となった選手もいます。
市ローイング協会は本大会の安全な運営と機運醸成に向けて準備を進めているそうです。

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