8月31日は「野菜の日」です。今年もその日を含む1週間(8月26日~9月1日)を「野菜週間」として、ベジライフ運動を行います。
1人一日当たり350グラムの野菜摂取量を目標として、普段よりも意識的に野菜を食べるよう心掛け、健康な体づくりに努めましょう。
野菜はビタミンやミネラルを多く含み、体の機能を正常に保つ働きがあります。よく噛んで食べることで、満腹感を得やすくなり、肥満の防止や生活習慣病の予防にもつながります。
野菜を食べることの他、野菜を育てる、収穫するなどの体験や、野菜の特徴や栄養価について知識を深めることなどもベジライフ運動の取り組みの1つです。
■薩摩川内市350(さんごーまる)ベジライフ宣言
本市では、1日350グラムの野菜摂取を進める健康づくり都市宣言を行っています。野菜に関する食環境を改善するため、計画を策定し、推進を図っています。
本市は、高血圧、糖尿病、脂質異常症の治療者が多い現状にあります。また、男女の脳血管疾患および心疾患、急性心筋梗塞と女性の腎不全について、県と比較しても高くなっています。
生活習慣病との関連では、血管疾患の有病状況から、どの年代でも脳血管疾患(脳出血、脳梗塞)が上位を占めており、要介護状態になるリスクが高くなります。
■本市の野菜摂取の現状
○昨年度市民を対象に実施したアンケート
1日に野菜を5皿以上食べていますか
5皿以上:16%
3皿〜4皿:40%
1皿〜2皿:43%
ほとんど食べない:1%
1日5皿(1皿70グラム×5皿=350グラム)食べている人は、2割にも満たない状況です。サラダなどの生野菜だけを1日350グラム取ることは難しいですが、加熱料理(煮物、炒め物、汁物、茹で物)にすることで、野菜の摂取量を増やすことができます。
まずはいつもの食事に野菜を1皿プラスすることから始めましょう。
※腎機能低下などがあり、カリウムの摂取制限がある方は、主治医にご確認ください。
▽約70グラム×5皿=350グラムの例
・ゴボウとキュウリのマヨネーズ和え
・タケノコのきんぴら
・ポトフ
・具沢山みそ汁
・豚肉のトマト炒め
■簡単に野菜が取れる料理を紹介
夏野菜の蒸し煮(4人分)
▽材料
ズッキーニ:1本
トマト:1個
タマネギ:1個
ピーマン:2個
ニンニク:1片
オリーブオイル:少々
塩:小さじ1/6
こしょう:少々
(1)ズッキーニ、トマト、タマネギ、ピーマンは2センチメートル角に、ニンニクはみじん切りにする。
(2)鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニク、タマネギを炒めた後、(1)を全て炒める。
(3)塩、こしょうで味を付け、弱火でゆっくり蒸し煮にする。
市民健康課では、食事や運動、健康について個別で相談を行っています。気軽にご相談ください。
問合先:市民健康課健康増進第1G(すこやかふれあいプラザ内)
【電話】22-8811
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