毎年10月10日は世界メンタルヘルスデー(国際記念日)です!
こころの病気(精神疾患)は、脳になんらかの変化が起こったり、脳の働きが損なわれたりすることにより、さまざまな精神症状、身体症状、行動の変化が見られる状態です。誰でもかかる可能性があります。
今回は、10月10日の世界メンタルヘルスデーにちなみ、統合失調症を抱えながら地域で生活している方の事例を紹介します。
■統合失調症とは?
こころの病の1つで、気持ちや考えがまとまりづらくなってしまう病気です。症状には、幻覚、妄想、思考の混乱など、健康な時にはなかった状態が現れる症状と、意欲や感情表現が減るなどのあったものが失われる症状があります。早く治療を始めるほど、回復も早いといわれていますが、再発を繰り返すことが多いので、治療を続けることが大切です。
■統合失調症の事例(40代女性)
≪現在の生活≫
○治療を続け、病気と付き合う
・訪問看護師に週1回自宅に訪問してもらい、自分の体調を一緒に確認してもらっています。また、薬に日付を記入するアドバイスや、調子が悪くなったらすぐ受診するように声掛けをしてもらっています。
○さまざまな社会資源を利用しながら生活
・福祉サービスでの就労などを行っており、小物作製などに励んでいます。たくさんの人に触れ合えるのが楽しいです。
・両親の病院受診に同行し、家族のサポートを行えるようになりました。
≪メッセージ≫
こころの病は誰でもかかり得る病気です。メディアなどで幻聴を揶揄(やゆ)しているように感じる表現や精神障害者を差別しているのではと思う時もあります。
病気のことをまだまだ知らない人が多いと思うので、これを機会に、ぜひ知ってほしいです。
まずは、こころの病やこころの病を抱えている方を「知る」ことから始めましょう。相談したいことがありましたら、下記窓口までお気軽にご相談ください。
問合先:本庁障害福祉課支援G
【電話】内線2173
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