佐々木健太(ささきけんた)さん
今年度の「二十歳のつどい」は、本市と同い年にあたる方々のつどいです。
令和7年1月12日に開催する「二十歳のつどい」をこれから盛り上げていくため集まった11人の実行委員。
今回は、その実行委員長を務める方を取材し、将来やふるさと薩摩川内市への思いに寄り添います。
「生まれたときから本市で過ごし、現在は鹿児島純心大学で心理学について学んでいます」と話すのは、今年度の二十歳のつどい実行委員の委員長を務める佐々木健太さん。
二十歳のつどいに参加する同級生に一人でも多く楽しんでもらえるようなイベントにしたいと意気込みを語ってくれました。
■人と関わることが好き
佐々木さんは、「将来就きたい職はまだ決まっていないが、大学で学んでいることを生かしながら接客ができる職をこれから見つけていきたい」と話します。
今回、実行委員になったきっかけは大学の友人からの誘いがあったからだそうです。「元々人と話すことが好きだったので、断ることなく参加しようと思いました。同い年のみんなと楽しく実行委員として取り組んでいきたいです」と言います。
今年度は佐々木さん含め11人が委員として「二十歳のつどい」に向け、パンフレットの作成や動画制作などを行います。
■大好きなふるさと
小中学校は市内の学校に通い、高校は水産について学ぶため、市外の高校に通っていたそうです。
高校では、1カ月以上船に乗る実習があり、日本1周する実習もあったといいます。部活は、小学生の頃から取り組んでいたバスケットボールを続け、文武両道に励んだエピソードも話してくれました。
市外の高校に通い、「やっぱり生まれ育った薩摩川内市が好き」と、感じるようになったそうです。
「高校で地元を離れ、帰省するたびに『いい街』だなと感じます。友人がたくさんいることが大きいですが、自然も豊かで、新幹線が通っているなど交通の便が良いところも魅力的です。市外に住んだことをきっかけに、薩摩川内市が自分の居場所だなと強く感じました」と郷土愛を語ってくれました。
■二十歳を迎えて
「今年で二十歳になり、一番にしたいことは『親孝行』。これまでさまざまな面で迷惑を掛けてきたので、親への恩返しがしたい」と言います。
「今回、二十歳のつどいの実行委員長を務めさせていただきますが、このように頑張ってる姿を親に見せることも親孝行の1つかなと思っています」と、笑顔を見せながら話してくれました。
本市も今年で二十歳を迎えるにあたり、「薩摩川内市が誕生して二十歳を迎えるということで、自分も記念すべき年に同じ二十歳を迎えることができてうれしいです。特別な年だからというわけでないですが、学業や就職で市外、県外に行った同級生のみんなに1人でも多く1月12日に戻ってきてもらえるように委員のみんなと協力しながら活動を行っていきたい」と意気込みを語ってくれました。
▽「人のとなりに」とは…
文字通り、その人の隣にいて、思いに寄り添うことや人柄を表す言葉「人となり」をイメージしたコーナーで、人物や活動の紹介だけでなく、その人の思いにスポットを当てることを目的としています。
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