~火災・事故予防に努めて安全安心の年末年始を過ごしましょう~
■火の用心点検を大掃除とともに
年末年始を迎えるこの時期は、火災予防が特に必要です。電気配線の劣化や火気使用器具の不具合は火災の主な原因になります。そこで市消防局では、家庭での火災を減らすために、年末の大掃除と合わせて「火の用心点検」を行うことを推奨しています。見落としがちな電気配線や火気使用器具の安全確認を行い、火災の原因を減らしましょう。
◆火の用心点検チェック
火災を未然に防ぐための小さな行動が大切です。身の回りを確認してみましょう。
○電気配線の点検
・電化製品のコンセントの差し込み状態は正常か。ほこりはたまっていないか。
・定格消費電力を超えた延長コードやタコ足配線はないか。家具の下に配線が挟まっていないか。
・電気コードを束ねたまま使用していないか。
○火気使用器具の点検
・ストーブやヒーターにほこりがたまっていないか。
・ガスコンロのガスホースや接続部分のガス漏れはないか。
・ガスコンロやストーブなどの火気の周りに燃えやすい物はないか。
■寒い時期の救急事態を未然に防ぐために
年末年始の期間中は、急激な温度変化やインフルエンザなどの感染症の流行、餅などによる窒息などで救急要請が増加する傾向にあります。以下の予防方法を参考にして、これらの事態を未然に防ぎましょう。
◆主な救急要請の理由と予防方法
急激な温度差によるヒートショック⇒脱衣所や浴室を使用前に温め、急激な温度変化を防ぎましょう
インフルエンザなどの感染症による容体の急変⇒基本的な「手洗い」「うがい」を徹底し、外出時にはマスクの着用を心掛けましょう
餅などによる窒息⇒小さな子どもや高齢者がいる家庭では、餅などの粘り気がある食べ物は小さく切り、食事の様子から目を離さないようにしましょう
○窒息時のチョークサイン
窒息した時は咳き込んだり、呼吸音がヒューヒューいったりすることで分かります。
しかし異物が完全に気道を塞いでしまうと声が出せないため、喉をつかむ動作で周囲に知らせ、助けを求める必要があります。右絵のサイン(本紙参照)は「チョークサイン」といい、世界共通とされています。
窒息している様子の人を見つけたら、応急手当を行いましょう。平成28年広報薩摩川内12月通常版で応急手当の方法を紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。
自主防災訓練や消防訓練の計画の際は、防災研修センターをご利用ください。
問合先:消防局予防課
【電話】22-0135
<この記事についてアンケートにご協力ください。>