あなたの周りで、性別や年齢など分かりやすい属性で判断されたり、役割を決められたりすることで悩む場面はありませんか?
それと同時に、「なぜ?」と疑問に感じたり、仕組みや決まり事を変えたいのに変えられないと思ったりすることはないでしょうか。
本市では、性別に関わりなく人権が尊重され、一人ひとりの個性と能力が発揮できる社会「男女共同参画社会」の実現に取り組んでいます。自分の中にある無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に気付くことや、自分が望む生き方や働き方を叶えられる、多様な選択が可能となる地域や職場の環境づくりを進めています。
■出前講座を行っています!
市内の希望する中学校で、出前講座を行っています。一人ひとりの価値観や考え方などの違いを知り、「その人らしさ」に気付き、自分の考えや気持ちを言葉にすることや対話の大切さなどを学ぶワークショップを行っています。
○つぶや木
・「男子なのに力が弱い」と言われるのが恥ずかしい。でも、それっておかしくない?
・「女子なのに青が好きなの」と言われ、恥ずかしくなった。
・私は料理や掃除があまり得意でなく、「女の子なのに…」と言われると、男の子ならいいの?と思う。
・準備や片付けの時に「重いものは男子に持たせて」と言われ、持ちたくても交代しないといけなかった。
このつぶやきから、子どもたちは無意識の思い込みから出てくる言葉を、「どうして?」と感じることがたくさんあるようです。
このような言葉によって、大人になってから、「結婚・出産後は、夫は仕事、妻は家事・育児。なんとなくそうなっている」「男は家族の生活を支えるために仕事で弱音は吐けない」と重圧がかかってしまうなど、つぶやきが大きくなっていくかもしれません。
性別に基づく役割や思い込みを「直接言われた」あるいは「言動や態度から感じた」経験〔性・年代別〕
参照:令和4年度 性別による無意識の思い込みに関する調査研究(内閣府)
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