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自治体の皆さまへ

深ボリ! 企業のチカラ 最終回

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鹿児島県 薩摩川内市

■第75回 社会福祉法人渓州(けいしゅう)会 はまかぜ園
今回は、社会福祉法人渓州会はまかぜ園を「深ボリ!」。施設長の濵田恒(はまだひさし)さんにお話を伺いました。

◆事業の概要
当法人は平成10年に設立し、翌11年に特別養護老人ホームはまかぜ園を開所しました。
現在は、特別養護老人ホームに加え、短期入所生活介護、訪問介護、通所介護、居宅介護支援といった介護保険事業を行っています。

◆はまかぜ園の取り組み
当園では、利用者をなるべく抱え上げることなく行う「ノーリフティングケア」の実践を進めています。介護業界全体で推進されているこの介護方法は、介護する側とされる側の両方に身体的負担が少ないという利点があります。ベッドから車椅子へ移る際などに板を利用し、その上をスライドするように移動させる手法を取っています。
また、開所以来「看取り介護」にも力を入れています。
これは、住み慣れた環境で最期を迎えたいと願う方に対して、そのときまで日常生活のケアを提供する取り組みです。医療機関と連携し、安心して最期を迎えることができる環境づくりを目指しています。

◆働きやすい環境づくり
当園は、女性の育児休業取得率および取得後の復帰率が100%です。フルタイムで働いている人が出産後、子どもの成長に合わせて短時間のパートで勤務するなど、ライフスタイルに合わせた働き方を実践しています。
また、非正規職員から正規職員への転換や適性に合わせた管理職の登用も行っています。

◆今後の抱負
開所以来「地域のための施設でありたい」という思いを持ち続けています。これまでに、介護保険事業に加え、小中学校の福祉体験や職業体験の受け入れ、地域高齢者への買い物支援など、社会福祉法人として地域に貢献する活動を行ってきました。今後もこの思いを大切にし、培ってきた豊富な介護技術と福祉の知識などの情報を生かして、地域に必要な支援を提供していきます。
そして当園の活動を通じて、コミュニティをつなぎ、地域に住む人々の生活を支えていきたいです。

◆社員からのメッセージ
入社1年目 樗木紅音(おおてきあかね)さん
介護に興味を持ち、転職して勤めるようになりました。
施設では、利用者の食事や排泄のお手伝いなどを行っています。利用者の方々とコミュニケーションを取り、信頼関係を築けていけるところにやりがいを感じます。
今後は、実務経験を積みながら資格取得にも挑戦し、利用者が安心して楽しく生活できるように介護技術を身に付けていきたいです。

▽-Information-
社会福祉法人渓州会 はまかぜ園
代表者:理事長 濵田聡(はまださとし)
所在地:西方町3111番地
従業員数:85人
連絡先:【電話】28-1010

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