■鹿児島県青少年国際協力体験事業とは?
県内在住の中高生を開発途上国に派遣し、ホームステイや学校、施設などでの交流を通して、相互理解を深めることを目的としています。また、現地で開発途上国の国づくりに貢献している青年海外協力隊員の活動現場の視察や現地での協力活動を行い、国際協力に対する理解を深め、国際性豊かな人材の育成を目的としています。
派遣後には、活動報告会などを行うことで、学校や地元に還元し、地域レベルでの国際化に寄与します。
■令和7年度開催スタディツアーinベトナム
日時:7月19日(土)~26日(土)
内容:ホームステイや青年海外協力隊員、NGO(非政府組織)の活動現場視察、現地住民との交流、異文化理解に役立つ施設の見学など
対象:中高生
※保護者または生徒の住所が本市であること
定員:2人
※面接などを実施
料金:25万円程度
※市が半額程度助成
申込期限:4月11日(金)必着
申込方法:本庁5階産業戦略課または各支所、甑島振興局、各市民サービスセンターに備え付けの申込用紙に必要事項を明記の上、直接、送付
■スタディツアーinカンボジア体験記
令和6年度の県青少年国際協力体験事業は、カンボジアで行われ、本市からも2人が参加しました。
そこで今回は、そのスタディツアーに参加した2人にインタビューし、実際に体験したことなどを聞いてみました。
◆私のカンボジア体験記
○宝物の1週間 鶴本七望(つるもとななみ)
「一緒にバドミントンしよう!」。カンボジアでのホームステイ4日目の出来事でした。現地の小学生に突然声を掛けられ、一緒に遊ぶことになりました。
その間、公用語であるクメール語で会話をしましたがあまり通じませんでした。しかし、言葉が通じなくても別れる頃にはすっかり仲良くなり、子どもたちが家族のような存在に感じました。
この体験を通して、以前より積極的にさまざまなことに恐れず挑戦するようになりました。カンボジアでの1週間は、私の宝物です。
○将来のために 木原綺音(きはらあやね)
将来、国際協力に関する仕事に就きたいという思いから、今回の事業に参加しました。
現地に行くまでは、先進国が開発途上国を支援するという上から目線の見方をしていましたが、そうではなく、互いの国の生活習慣や価値観の違いを受け入れ、協力し合い、支え合う関係こそが本当の国際協力であることを学びました。また、電化製品が十分に無く、衛生状態も決して良い環境ではなかったけれど、カンボジアの文化や生活には日本にはない良さが多くありました。
このことを周りの人にも伝えながら、夢に向かって前進していきたいと思います。
問合先:本庁産業戦略課グローバルG
【電話】内線5771
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