■高齢者の冬の健康管理について
◇入浴中のヒートショックを防ぎましょう
ヒートショックとは、急激な温度差によって起こる体調トラブルのことです。特に注意が必要なのは、冬場の入浴です。寒い脱衣室・浴室から熱い浴槽に入ると、温度差で血圧が急上昇・急降下し、脳や心臓に大きなダメージを与え、命に危険が及ぶこともあります。
〇冬に暖房していない脱衣室の温度が10℃、浴槽のお湯が42℃とすると、その温度差は32℃にもなります。温度差をなくす環境づくりが重要です。
〇高齢の方には、夕食前の入浴をおすすめします。日没前は外気温がまだ高く、冷え込んでいませんし、体が活動モードの時間帯なので、温度差への適応力が高まっているためです。
◇予防対策
・入浴は浴室全体が暖まってから。
・脱衣室を暖房器具で20℃以上に暖かくしておく。
・浴槽につかる前に、かけ湯をして体を慣らす。
・シャワーで湯張り、浴槽のフタを開けるなど湯気で浴室を温める。
・湯温は41℃以下。
・暖まりすぎは危険。入浴時間は10分以内。
・入浴中の熱中症(脱水)予防のため、入浴前後に十分な水分補給をする。
(出典:東京法規出版)
問合せ先:市地域包括支援センター(市役所1階高齢者支援課内)
【電話】23-5225
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