特集「西之表よかひと」

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■「よかひと」とは、種子島の方言で「良い人」。様々なシーンで活躍する人を紹介します。
9月30日から10月6日にかけて、宮崎市木崎浜海岸で開催された「第57回全日本サーフィン選手権大会」のボディボードウィメンの部で、岡澤未來さんが第2位、サーフィンシニアウィメンの部で荒井美佳子さんが第3位という、本市の選手が輝かしい成績を収めました。
今回は、岡澤未来さんと美春荘・サーフショップORIGINのオーナーである酒井勝也さんにお話を伺いました。

海岸線をゆけば多くのサーファーが波乗りを楽しんでいる光景が、複数のポイントで見られる種子島。サーフィンのメッカと呼ばれる地で生まれ、幼少期から海を身近にして過ごしてきた岡澤未来さんは、全日本サーフィン選手権大会ボディーボードウィメンの部で、第2位という素晴らしい成績を収めました。

■環境が変わって、よりボディーボードと向き合えた
今年の春に種子島高校を卒業した岡澤さんは、西之表をはなれ、南種子町で社会人生活を送りながら、限られた時間での練習を続けています。「社会人になって環境ががらりと変わり、責任ある社会人としての毎日を送りながら、本格的にボディーボードに向き合う時間が増え、練習の質が上がったと思う。そのなかで、今回の結果を残せたことはものすごく嬉しい。支えてくださった多くの皆様に感謝したい」

■ワールドチャンピオンとの対談は大きな財産
令和元年8月、本市と姉妹都市盟約を結ぶポルトガルのヴィラドビスポ市出身で、プロボディボーダーのジョアナ・シェンカーさんが、交流のため訪問団の一員として来島しました。その際、当時中学3年生だった岡澤さんは、雑誌の取材で対談しています。その場には、日本のプロである大原沙莉さんも同席していました。「ワールドチャンピオンのお二人と対談させてもらえたことは、とても貴重な時間で、私の大きな財産。SNSで今も交流し、ボディボードへの熱がさらに入った」

表彰台での岡澤未來さん：「こんなにサーフィンに適した環境はどこにもない。もっと多くの人にサーフィンを楽しんでもらえるきっかけになれたら嬉しい。ワンハンドクリーン運動で綺麗なビーチを一緒に守っていきましょう」

■もっと身近にサーフィンを
酒井勝也さんは、民宿とサーフショップを経営し、種子島観光協会の理事をされています。現在も自らがサーフィンを楽しみながら、若い選手の育成にも力を入れるなど、種子島のサーフィンシーンを盛り上げてきた一人です。「種子島に戻って来た時には、すでに知る人ぞ知るスポットとして、サーファーが訪れていた。今では、世界的なスポットとして知られており、島を訪れたたくさんの人が、様々な面で種子島をPRしてくれている。もっと多くの人がサーフィンを身近に楽しめるように整備をすすめていけば、サーフィン人口は増えていくんじゃないかと思う。自分もできることをやっていきたい」

酒井勝也さん：「若い子たちの活躍はとても嬉しい。もっと地元の人にサーフィンを楽しんでもらいたい。自分もまだまだ現役で頑張るよ」