「よかひと」とは、種子島の方言で「良い人」。様々なシーンで活躍する人を紹介します。
市政の窓で連載している「種子島の旬の食材をおいしく食べよう」シリーズが第200弾を迎えました。どなたが料理を作って紹介しているのか、皆さまご存知でしたか?
市食生活改善推進員の皆さまが代々紹介してくれており、現在は、推進員である榎本和枝さん(榕城中野在住)が毎月レシピを紹介してくれています。
今回は、多方面で活躍する榎本さんにお話を伺いました。
榎本さんは、食生活改善推進員(昭和57年〜)のほか、消費生活相談員(昭和51年〜平成18年)、人権擁護委員(平成2年〜令和3年)、民生委員(平成6年〜令和元年)母子保健推進員(平成15年〜)など、幅広い分野で活躍されています。消費生活相談員をきっかけに、自分にできることは何かを考えるようになったとのこと。いろいろな場面で多くの方と関われることは、本当に幸せなことなのだと教えてくれました。
■栄養士の先生と地域との橋渡し役
「私たちが子どもの頃は、栄養のあるものを口にできることは滅多になかった。推進員を始めた当時は、豊かな社会になった中で、子どもたちの健康向上のために栄養をどのように摂らせていくかなどを、地域の皆さんに伝える仕事だった。子どもたちの健康向上に繋がっていく仕事は大変やりがいを感じ、今もその気持ちは変わらない。これからも栄養一杯の美味しい料理を紹介していきたい」
■子どもたちは宝!「おばちゃん!」と声をかけられることは、私の人生にとって、大きな大きな財産
「子育ては本当に大変。少しでもお母さんお父さんたちの手助けができたら良いなという思い。悩みがあればおばちゃんに話してみて。子育てに関われることも幸せなんですよ。街中で子どもたちに『おばちゃん!』と声を掛けてもらえる、こんなに幸せなことはない。たくさんの子どもたちの成長を一緒に見守れたこと、子育てに関われたことは、私の人生にとって大きな大きな財産。腰が曲がっても、ずっと続けて、これからもたくさんの赤ちゃんを抱っこしていきたい」
「笑い話で、夫に『生まれ変わっても結婚しましょうな』と何回言っても『オイは生まれ変わったら家によ~っとおる人と結婚すい』と言うとやなぁ。天に召されるまでには、結婚すると言わせんばじゃ」と笑顔で語ってくれました。
いつでも幸せな気持ちにさせてくれる榎本さんです。
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