■高額な前金を支払ったのに…リフォーム工事の契約トラブル
《事例》
雨漏りがあったため、事業者に見てもらったところ「腐っている部分がある」と言われ、屋根工事をすることにした。見積り額が約450万円と高額だったので、他社からも見積りを取り比較しようとしたが「当社は職人がそろっており工事が早く済む」と言われたため契約した。工事前に半額程度の金額を支払ったが、足場を組んだ後になって「職人の手配ができず工事は約半年後になる」と告げられた。
解約を申し出ると解約料がかかると言われ、納得できない。(当事者:60歳代)
《ひとことアドバイス》
◆外壁や屋根などの戸建て住宅のリフォーム工事で、高額な前金を支払ったにもかかわらず、なかなか工事が進まないなどの相談
が寄せられています。
◆契約する前に複数の事業者から見積りを取り、費用だけでなく、工期や施工体制、保証内容等についても十分検討することが重要
です。
◆高額な費用の全額前払いは避け、完成後の支払いを主とした契約にしましょう。
◆工事が滞った際の備えとして、遅延補償の定め等が契約書にあるか確認しましょう。
◆困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。(消費者ホットライン188)
(参考)見守り新鮮情報第491号(2024年9月5日)
発行:独立行政法人国民生活センター
イラスト:黒崎 玄
◇消費生活で困ったときはご相談ください。
問合せ:
消費者ホットライン【電話】188(局番なし)
西之表市消費生活センター【電話】22-1111内線306
鹿児島県消費生活センター【電話】099-224-0999
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